はりきゅうふくた 丁寧な治療を心がけてます(鍼灸・福岡・早良区)

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咽頭炎

扁桃腺炎・咽頭炎の鍼灸治療

扁桃腺炎,咽頭炎

先日、電話で「扁桃腺が腫れて痛いんですが、鍼灸で喉の痛さをとる治療をされたりはしてませんか?」という問い合わせがあったんです。

肩コリや腰痛で来られている患者さんが 「腰や肩が痛いんですが、ここ最近…ちょっと喉も痛くて扁桃腺が腫れているんですよねぇ~、鍼灸でなんとかなりませんか?」 と、喉の不具合を訴えられる事は、ちょくちょくあるけど、喉の痛みだけを愁訴として鍼灸治療を受けたいという患者さんは、そんなにいらっしゃらないんですよねぇ~。

基本的に鍼灸治療で喉の痛みや扁桃腺の腫れを治療する場合、首回りや喉周りの血液循環をよくする事を目的に治療するのと、足の指の特効穴で喉の痛みを取る治療をします。基本的に扁桃腺が腫れる状態は身体の免疫力が低下している状態ですから、どんどん喉の周りの血液循環をよくして免疫システムを高めるように身体を導いていきます。

基本的に扁桃腺ってどんな働きをする場所なのかというと、関所や税関みたいなところで、ウイルスや細菌から身体を守る為の場所なんですよねぇ~。病原体が扁桃腺に付着して増殖すると炎症を起こし、扁桃腺が腫れて熱が出る。…身体は発熱することで病原体の活動を抑えようとするわけですけど、扁桃腺が腫れると喉も痛いし、高熱が出やすいので、結構…体力が消耗してしまいます。

病原体と一言で言っても、色々とウイルスや細菌の種類も数多くあるんですが、おおよそ…扁桃腺炎や咽頭炎を起こす病原体はインフルエンザウイルスとか単純ヘルペス。その他にアデノウイルス溶連菌などがあげられます。特殊なモノとしては性感染症などで感染する淋菌やクラミジアや梅毒が原因の場合もあるんですよね。医学書によればアデノウイルスや溶連菌が原因の場合、喉の痛みや腫れが強いとありました。

私事ですが、僕自身、子供の頃から扁桃腺をよく腫らして熱を出していましたし、10年前だったかな…、強烈な扁桃腺炎を患った経験があるんです。ある朝、喉がキンキンに腫れて、水を飲むのも痛くて涙が出ちゃうくらいで、食事もできず、発熱も40度近く出ましたかねぇ~。自分で通常、喉の痛みを訴える患者さんにする鍼灸治療で、首回りのコリを取り、喉や首回りの血液循環をよくして、足の指の特効穴にもお灸しましたが、喉の痛みが取れるのは数時間だけでした。

鏡で喉を見たら、膿が扁桃腺から滲み出ていたので、耳鼻科に駆け込み、錠剤の抗生剤をもらうも症状は改善せず、翌日にステロイドの点滴をしてもらうと、痛みが嘘のように取れるんですが、その効果も半日ほどしかもたず、3ヶ月ほど喉の痛みに苦しみましたねぇ~。今にして思えば、そうとうな痛みでしたし、インフルエンザや単純ヘルペスではなく、アデノウイルス…もしくは溶連菌の感染だったのかもしれません…。

喉が痛くなる原因がなんなのか?菌やウイルスを培養して判断する事は、今の技術をもってすれば可能なことなのかも知れませんが、ホイホイとすぐに結果がわかるものではなく、病院などの現場では所見で症状から判断する事が多いんじゃないでしょうかねぇ~。

いつもブログに書いてますが、病には「程度」があり、病原体が同じでも症状が軽かったり、重かったり、と症状も人それぞれだと思うのですが、僕が経験した3ヶ月ほどの喉の痛みで、即時効果があったのはステロイドの点滴でした。しかしステロイドも実質、6時間~半日ほどしか効果はなかったので、平行して自分で首のコリを取る鍼治療をして、足の指の特効穴にお灸をすることで、免疫力を徐々に上げて3ヶ月後のある日、「あれ?喉が痛くない!やったぁ~」と喉の痛みから解放されたわけなんです。

僕の経験上、軽い喉の痛みであれば鍼灸治療で治すことは可能です。でも酷い場合は抗生剤やステロイドや抗ウイルス薬を併用しながら、免疫を高める目的で鍼灸治療をされた方が、早く治ると思いますね!

以上…備忘録的な事柄でございました。おしまい。

嗄声・かすれ声

かすれ声,声がかれる,嗄声

声がかすれる事を「嗄声(させい)」といいます。
普段、歌わないのにカラオケで大声で歌ったり、喉風邪を引いたりしてガラガラ声になった経験は多々あるんですが、先日、全くそれとは違う嗄声を経験したので、備忘録的に書き留めておきたいと思います。

普段、あまり飲み歩かないのに2日続けて飲む機会があり、その2日目…「ちょっと喉に引っかかる感覚があるなぁ~…このところ暑さで体が疲れているし、扁桃腺を腫らしてしまっては大変!」…とコンビニで、のど飴を購入し、のど飴をナメナメ、麦焼酎の水割りをチビチビ飲んで友人達と話をしていたところ、ちょうど時刻も0時を回った頃、急に声が天龍源一郎なみに枯れ始め、何を言ってるか分からない感じになったんです。

翌日は天龍源一郎から”もんたよしのり” くらいのしゃがれ声になり、

 

翌々日は もんたよしのり から森進一くらい…(例えの基準がよくわからんけど…(苦笑))に回復し4日目には普通の声に近くなったんですが、大声を出さずに、こんな急激に声がかれた経験は今回が初めてでした。

まがいなりにも鍼灸師という仕事をしているもので、ある程度の知識から推測するに西洋医学的に考えれば反回神経の麻痺による嗄声なのかな…。

反回神経はその走行路から肺癌や食道癌や大動脈瘤などが原因で麻痺する事もあると学生時代に教わった事があるので、なんとなく放ってはいけない感じがするんですが、ウイルス性の炎症でも麻痺は起こるので、急激な嗄声症状と、かすれ声も4~5日で治っている事…、舌の奥に口内炎が出来てる事…、治りかけの頃に痰が出て咳で辛かった事などを考えると、ウイルス性の風邪による嗄声なのかなと思うんです。

東洋医学的には、突然に起こる嗄声を”実”。徐々に起こる嗄声を”虚”と、虚と実に分類されます。今回の僕の症状は”実”ですね!五臓では肺と腎に関係していると『漢方用語辞典』には書いてありますが、鍼灸治療で「かすれ声」の有名な治療ポイントと言えば、臂臑の灸とか、三焦経とか心包経とか大腸経の反応点とか治療ポイントは色々ありますが、今回、自分で治療して「コレ!良いな!」と思ったのは、喉をホットパックで温めつつ臂臑や前腕のツボに治療すると、随分楽になる事を体感しました。耳学問も大切ですが、経験すると耳学問に輪をかけて大きなモノを学んだ感じがします。

この暑さ続きで、体を冷やす事が多い昨今…、冷房やら冷たい飲み物などで体を冷やす事が日常になると、免疫が低下して、症状として、夏風邪を引きやすくなり、声がかすれたりする…。なんとなく、鍼灸師の僕がこんな症状になるなんて、紺屋の白袴っぽい感じですが…(苦笑)

これからも残暑が続きそうですから体調管理を気をつけて、この夏を乗り切りましょう!僕と同じような夏バテの症状の方は一度、来院されてみて下さい。