はりきゅうふくた 丁寧な治療を心がけてます(鍼灸・福岡・早良区)

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経絡

16年目のハナタレ小僧からの提案…♪

解剖学的アプローチ,東洋医学的アプローチ,

福岡市は市内中心部で、お猿さんが西へ東へ?北へ南へ?…と、色んな所に出没しているそうな…。

話は変わって…

何年前からかな…?ちょっと気がついた事があって…備忘録的な感じで書くことにします。

臨床をやり始めて16年目なんですが、経絡とかツボを治療のポイントにして東洋医学的思考で治療しても、鍼灸治療が効く症状もあれば効かない症状もあり、解剖学的に筋肉の付着部や筋肉のコリを取っても、鍼灸治療が効く症状もあれば効かない症状もあるんですよねぇ~。

臨床をやり始めた頃は、患者さんの症状が取れない時は、自分に治す腕が無いからだろうな…と思って、自己研鑽に努めれば、いずれクリアー出来る事柄だと思っていたんですが、7~8年前くらいからでしょうか…、あることに気が付いたんですよね。

体調が悪くなる原因として大まかに2つに分類出来ると思うんですよ!

一つは身体の器官のどこかが物質的や物理的に損傷を受けたり、筋肉のコリなど器質的な損傷で起こる症状。二つ目は精神的なストレスにより身体の不具合を訴える症状。

ここで押さえておきたいのは、誰でもストレスを抱えているという事なんですよね!なので器質的な損傷のみの患者さんとか、精神的なストレスのみの患者さんはいないという考えの上で、問診をする時に「この患者さんは器質的な割合が何%で、ストレス的な割合が何%なんだろう?」って考えます。

全てというわけではありませんが、僕の経験上、器質的な割合が高い患者さんには解剖学的なアプローチで治療した方が良い結果が得られ、ストレス的な割合が高い場合は経絡とか東洋医学的な思考でのアプローチの方がイイ結果が得られるように思えるんです。

もちろん、心身一如ですから、心が治ると身体も治り、身体が治ると心も治るものなんですが、一つの治療法をゴリ押しするのではなく、ファーストチョイス的な治療方針の選択をする場合、考え方としてストレスに対する経絡・東洋医学的アプローチと、器質的疾患に対する解剖学的アプローチを使い分けることで、僕自身の治療効果が上がったように思うんですよねぇ~。

僕は、まだ臨床経験16年目。…とある芸事の世界だと10年20年はハナタレ小僧なのだそうです。そんな臨床経験16年目のハナタレ小僧から、鍼灸師に成り立ての人や、鍼灸師を目指している学生さんにへの何かのヒントになればいいかなと思ってブログに書いてみました。

よかったら、頭の片隅にでもとめおいて、臨床で試してみて下さい。

なぜそのツボが効くのか??

腰や背中に違和感を感じる患者さんを治療する時に、”委中”というツボを探ると、8割方…凝りがある。まぁ~このツボだけを治療する訳ではないけど、局所の凝り+αとして、委中や風市などのツボを使うと治療効果を得やすい事は日々の臨床をしていると経験則として感じるんですゎ! でもなぜ?腰や背中の痛みが膝裏のツボで治るのか??

教科書的には四総穴に「腰背は委中に求む」とあるし、「委中は足太陽経の経絡上のツボだから」…という答えで、鍼灸師は納得してると思うんですよ。

でもこれは「経絡は存在するものだ!」という考え有りきの話ですし、中国の古典で四総穴という分類があるんだよ!という言い伝えを鵜呑みにしていると言われてしまえば、そこから先には進めない感じを一般の人に持たれも仕方が無いように思えます。けれど、結果を出せば「鵜呑み…」であろうが「経絡の存在の有無…」に関係なく治療としては成り立つわけなんですよね!

僕もよく「鍼灸って効くの?なんで?そのツボが効くの?」って聞かれる事があり、その時は「鍼灸は経絡の疎通をはかる治療だから…」とか「例えて言えば通常はイイ具合に流れている川や幹線道路を例えにして、普段通りに流れてくれていれば問題無いけど、渋滞したり塞き止められたりしたら問題が発生するでしょ!?……経絡って言うのは、その川や道路みたいなモノで、その道路や川に起こった問題の原因を探って体の自己治癒力をサポートしつつ問題解決するのが鍼灸治療なんだよ!」って説明はするんですが、正直言って経絡って目に見えるものでは無いし、見たことある人っていないと思うんですよね。

経絡を科学的に解明すると意気込んだ人は、過去、何人もいるけど、多分、一筋縄ではいかないというか、ぶっちゃけ無駄な労力のような気がします。科学的に解明する労力を費やすのであれば、その労力は、過去の先人達が蓄積した思想や思考を利用して患者さんの痛みを取ることに費やすべきなんでしょう。

2000年前…3000年前の人の情報量と、現代人では情報量が違うのは明らかですが、”想像”って何もない時の方が豊かな想像力を育めると思うんですよね…。と言うことは情報量が多い分、現代の思考では2000年前…3000年前の人の想像力や産物や思考は理解出来ないのかもしれません。(白と黒の濃淡だけで表現する山水画に魅力を感じたり、音数が少ない楽曲の方が心に響く…っていうアレですよ!アレ!…シンプル・イズ・ベストってやつです。)

2000年前…3000年前に作られたであろう”経絡”という概念を理解しようとするならば、一度、全ての情報をシャットアウトする必要があるのかもしれませんが…、この情報社会や情報の海の中で生きてる僕らに、全ての情報をシャットアウトする事なんて出来るのかな????って考えると「無理だよな…」って誰でもが思うはずです。まぁ~…だから経絡を科学的に解明するなんて無理だという論調が成り立つんですが…。

とは言え、科学的には解明できなくても、この情報社会にドップリ浸ってる分、色々な情報をかき集めて様々な言い回しや、例え話で分かりやすく”経絡”を説明する事は出来ると思うんですよね。経絡って「科学的じゃないからダメ」とか「理解出来ないから信じない…」ではなくて、「世の中には自分が理解出来ないものもあるんだ!」…という事を念頭に置きながら、自分なりに経絡について理解を深めていったり、意見を交換しあったりすれば良いと思うんですよねぇ~。

アトピーの謎…

アトピー,鍼灸

基本的にアレルギー体質ではあるのですが、ここ数十年、アトピー性皮膚炎のような症状は出てなかったのが、ちょうど1年前の今頃、顔とか前腕にドバァ~と炎症が起こり、去年1年間、小規模ではあるけど皮膚の炎症が治ったり…再発したりを繰り返しておりましたが、去年の年末辺りからは落ち着きを見せております。

アトピーに関しては、数年前に『アトピー性皮膚炎に対しての皮膚刺絡』というタイトルで講義したことがあるので、基本的な事は理解しているつもりなんですが、いざ!自分がアトピー性皮膚炎の症状に悩まされる事になると新たな発見とか疑問に思う事が浮上したんですよねぇ~。

胃腸の不具合が発症の一因であることは知ってましたが、去年読んだ『腸内フローラの真実』に「通常、腸内細菌は腸の壁にブロックされて血液中に入る事はないんですが、腸内バリアが衰えると腸内の毒素が血中に漏れ出し様々なところで炎症を起こす。」というような事が書いてありました。…という事は、体のいたる所で炎症が起こるアトピー性皮膚炎は胃腸の不具合により腸内バリアが衰えて毒素が血中に漏れ出すことで起こるのかぁ~。…と、なんとなく腑に落ちる感じではあるのですが、ここで1つ疑問が…【なぜ左右対称、同じ部位にアトピー性皮膚炎の炎症が起きるのか?】この左右対称…という疑問に関しては現代医学でも答えは出てないようですなぁ~。

アトピーの語源はラテン語の「A・TOP・Y」が起源とされ「奇妙」とか「曖昧」という意味で使われていた言葉で、80年前くらいから使われ始めた病名らしいのですが、この左右対称の疑問に対して推察する場合、僕らは鍼灸師なので【経絡】というワードが浮かんできます。(科学的・現代医学的な思考の人からすると「経絡って何?」っていう疑問から「信じられない…怪しい…」という事になるんでしょうが、東洋医学の思考は概念でもの事を捉えないと理解出来ないと思いますよぉ~)

経絡の変動により左右対称、同じ部位にアトピー性皮膚炎の炎症が起こると考えれば「ガッテン!」出来そうなんですよねぇ~。

僕の経験上、アトピー性皮膚炎が酷くなった場合、やはり炎症を抑える為に薄いステロイドを使う必要性を感じますが、炎症が酷くなければ抗ヒスタミン剤や漢方薬を使いながら、食事の時によく噛んで食べるように心がけ腸内フローラの改善をはかり、経絡の変動を調える為に鍼灸治療をする。これが今の所、アトピー性皮膚炎に対応する最善な治療法のように思いますね。

肩甲下筋

肩甲下筋,経絡,小腸経

いつもやってるストレッチに腹斜筋の筋トレ入れてみようと4~5日前から体を捻る動作を入れた足上げ腹筋みたいなのをやり始めたからか…この2~3日、右の肩甲下筋辺りが痛くなったんですよ…。昨日なんかは腕立て伏せをやるのもちょっと辛かったなぁ~。夜寝ていても気になったので眠い頭でウトウトしながら考えたんですゎ。この状況で何かやれることはないか?… 起き上がってホットパックをレンジでチンして痛い部分を温めるなんて、眠くて面倒くさい!出来たら、この寝ている状態で痛みが取れてくれるとありがたい…。そう言えば肩甲骨周りって手太陽経の経絡がクネクネ這ってたっけ…でも肩甲下筋って肩甲骨の内側に付いてる筋肉だけど、その辺…どうなんだろう?などと眠い目を擦りながら患側側の小腸経を探り、張ってる所、圧痛があるところをウトウトしながら圧迫してたら、ものの2~3分で患部が緩んでいくのを感じていつの間にか寝ておりました。今朝、起きたら患部に若干痛みは残っているものの、日常生活はこなせそうです。腕立てはまだちょっとキツイかな…。手太陽経に対してちょっと時間見つけてお灸してみよ~っと!

鍼灸治療!恐るべし!…子午流注編

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手前味噌な感じですみません。(笑)

僕ら鍼灸師は基本的に東洋医学の範疇ではあるんですが、「なぜそこが痛いか?…どうして動きが悪いのか?」と患者さんの症状を西洋医学的にも考えたりします。例えば筋肉の損傷だとか、関節の不具合だとか…やはり患者さんを目の前にすると頭の中の何割かは西洋医学目線…また何割かは東洋医学目線…。そんな感じで思考のスイッチを切り替えながら治療を行います。

東洋医学的な考え方の1つとして『子午流注』という時刻と体の経絡の流れ…気血の流れをある法則に則りリズム化したものを使い、ツボを選択する方法があるんですが、先日、腕が上がらないという患者さんに、この子午流注を使い治療したところ、鍼をした直後から痛くて上がらなかった腕がヒョイ!と上がるようになったんですね!その時に使ったツボは三陰交という足首のちょっと上の内側にツボ…。

肩・腕が痛くて足のツボに鍼をしたら腕が上がるようになるって西洋医学的にどう解説していいものやら…(苦笑)

西洋医学一辺倒な考えしか持たない人からすれば「嘘でしょ!また大げさに!」…という発言しかできないと思いますが、嘘でもなんでもなく、まぎれもない事実ですしね!「精神的なものだったんでしょ!」なんて懐疑的な事を言う人もいるかも知れませんが、精神的なものだろうと何だろうと、患者さんの痛みが取れるのであれば、それに勝るもの無しだと思うんですよねぇ~。

まぁ~僕ら鍼灸師からすれば、やはり経絡という考え方は人間…しいては生き物の中に概念として存在しているものなんだなと改めて思う次第です。

健康を損ねると…

アトピー,経絡 imga2e1c9e5zikczj

健康を損ねると健康であるというありがたみを感じます。
先月の中旬から酷くはないんですがアトピーに悩まされてる日々を過ごしてます。
ひと頃に比べると顔の赤さも、少し白酒めされたか~♪(パイチュウじゃないですよ!日本のシロザケ…)の歌に出てくる右大臣さん程度…
手の甲の赤みも少しずつ範囲が狭くなってるんです。
けど… 分かってはいるんだけれど… 理解はしてるんだけど…「ハァ~…何でだよぉ~!」と自分の体に対して愚痴りたくなってしまう事も…。こういう状態だからこそ気づくことなのかもしれませんが、な~にも健康という事に気を使わず過ごせる事って幸せだよなぁ~と感じる事が多い今日この頃です。

今さらなんですが、アトピーの赤みが残っている場所(顔・前腕・手の甲)って、経絡で言えばことごとく陽明経の場所なのねん!…(手の甲は少し少陽経もかぶってるけど…。陽明って熱が現れやすいって言うしね…。
お灸と井穴刺絡を陽明経に絞ってやってみて症状の変化を観察するのも一興か…。さぁ~自分の体で実験君!実験君!
やっぱりこの症状は何かを僕に教えてくれるメッセージなのかも…