福岡市早良区の鍼灸院 はりきゅうふくた|鍼灸で健康な状態へ戻していきます。

   お灸と鍼で病気を治す   

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04月

知らないと、ついつい敬遠してしまう…件

kenketu

先日、O先生からお借りした15年前の『医道の日本』を読んでると、時代を感じる広告やら…この頃、この勉強会が盛んに行われてたんだなぁ~って…たかだか15年前なのに「一昔前」という…ずいぶん昔な感じがしてしまいます。「良縁求む…」なんて広告もあったなぁ~。本の終わりの方に業界ニュースみたいな記事が掲載されていて、「あ~この先生はこの頃亡くなられていたんだぁ~」とか「福岡の柔整学校、鍼灸科併設に地元業団体が反対」…とか(笑)。そんな中、「献血をしようとした人が鍼灸の療治を受けた事を理由に献血を拒否された…」という記事が載ってました。今ではそんな事はありませんが、当時、この献血ルームで問診をした医師は鍼灸に対して偏見を持っていたか、または鍼灸の事を何も知らず、思い込みだけで判断していたのではないかと想像できます。昭和の初めなら、まだ納得できますが、たかだか15年前に、こんな事があったなんて驚きですね!

藤枝梅安のセリフ…

鍼灸,藤枝梅安

「鍼なぞというものはな。彦さん。丈夫なうちに打っておくのが本当なのだよ。薬でもそうだ。丈夫な身体がひょいと疲れる。痛む。その時すぐに用いるが本当なのだ。ところが誰もみな、病気にかかってから、やれ療治だ、やれ薬だと騒ぎ出す。これでは効き目が薄くなってしまう。そもそも病気というものは…」と言いかけた梅安が、ふと、黙った。

弱ってる身体に喝入れても、身体的には辛いだけですもんね!やはり身体に反撃出来る余力がある内に手を打つべきだと。僕も思います。

mogusa

艾

灸頭鍼という療法。この艾を丸めたモノを鍼の柄に付けて燃やすんです。火傷もせず、とても心地イイ暖かさに包まれるんですよ!やってるのを見ると艾が落ちてしまうのでは…と、ハラハラしてしまうかもしれませんが、ウチの鍼灸院では録艾っていうチョットいい艾を使っているので落ちることはありません。患者さんは「なんだかホカホカして気持ちいいなぁ~~!」って感じる事でしょう。このホカホカ加減って灸頭鍼じゃないと出せないんですよねぇ~。ほんと絶妙な暖かさなんです。された事無い方は是非!!

ネガティブ・データを検証

nega

体験的にはわかっている事を、他者に伝わるように言語であらわすのは難しい…。しかし言語化しないと後世には伝わらない。言語化して表現するには実証しなければ研究論文は空理空論となるので、実証できなければ意味が無い。体験は口訣として残り、普遍的となれば真理になるが口訣にしたがって行っても上手くいかない時もある。その場合「上手くいかない=嘘じゃないか?」ではなく、なぜ上手くいかなかったのか…の理由を考える必要がある。『失敗学』が提唱するように「なぜ上手くいかないか?」を追求して原因を掘り下げる事が重要…。

このような事が、ある専門新聞に掲載されてました。“ネガティブ・データの検証” いつも考え事をする時、頭のどこかに持っていなければいけない事だなと思います。

藤枝梅安の師匠の言葉

藤枝梅安

昔の医道の日本に掲載されていた“仕掛人・藤枝梅安の臨床ノートに、梅安の鍼の師匠が鍼術の手ほどきをしてくれながら語った言葉が載ってました。「いまにな、さよう…あと20年もしたら、お前はきっと鍼をおぼえて良かったと思うに違いない。その頃になると、来る患者という患者の、それぞれに異なった身体の仕組み、疾患の善し悪しが手に取るように分かるようになるさ。そうなると、鍼医者がおもしろうて、おもしろうて、これはもう、兼ねずくの仕事ではなくなってくるのじゃ」

こんな感じになる事が、臨床家としての僕の夢かな…。