はりきゅうふくた 丁寧な治療を心がけてます(鍼灸・福岡・早良区)

   お灸と鍼で病気を治す   

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05月

こりゃ~肝に銘じておかにゃぁ~ならん言葉ですなぁ~

ゴルゴ13

色々なサイトをみておりましたら、ある言葉が紹介されておりました。

『才能がなくなると、形式が始まる』

ドイツの印象派の画家さんの言葉らしいんですが、これは…誰でも陥りやすいと言えば…陥りやすい落とし穴のようなもので…。よく職人さんや、物作りに関わる人、はたまた学者さんなど…一流と呼ばれている人達が「これで良い…と思ったら終わりだ!」という事を言われますが、新しいモノを発見、発明する時や…今よりももっとイイものを目指そうとする人達は、必ず一つの目標に向かって、どうしたら思い描いてるモノに近づけるかを試行錯誤しながら、一つの型を作り上げていくんですよね!で…、その時点では完成型だと思われていても、才能がある人であれば必ずと言っていいほど、自分の作り上げた型をぶち壊してでも更なる進化を遂げるために新しい型を作り上げるものなんですよねぇ~。

このことを考えると「形式を重んじる=才能が無くなっている事を認めている」という図式が成立するとおもうんですよ。一歩でも先に進みたいのであれば物事に囚われた考え方をしてしまうと駄目だという事なんでしょうねぇ~。そんでもって、もう「もう先に進むのは諦めた…」という人達は形式を守っていればいいんじゃないでしょうかねぇ~。

僕自身、鍼灸に関しては、まだ形式に縛られてるつもりはありませんが、いつか形式を重んじるようになる時がくるのだろうか??先の事はよくわかりませんけど、肝に銘じておかなきゃな…と思う言葉でありました。

またまた補瀉について…のたまいける。

補瀉,鍼灸

【口訣】というワードで検索していたら、日本東洋医学雑誌に掲載されていた講演の文章に出くわしたんですが、『傷寒約治』の文章が紹介されていて “高価な薬を用いる害について” …について書かれてました。『傷寒約治』という本…、傷寒論に関係している本だとは思うんですが、『傷寒約治』で検索をかけると香月牛山という名前が出てくる。…たしか、香月牛山って九州の人でしたよね?

『近頃の治療がヘタな医者の多くは補に偏するなり…~…傷寒の危証を見ては虚実の辨もなく大量の独参湯を用い…~…ただ病人をして、しきりに人参を服せしむ故に邪気を補住して、熱洩れること能わず。多くは死に至る。~…そのなか100人にして1人も脾胃強く天気盛んなる者、自然と熱尽きて癒ゆる類あれば、それを証拠にしておのが術をてらい能をつのる。またかくの如し…~…人参びたしにしても死する者はかほどに大なる補ひ薬を用いても、その補及ばざれば術無しとして、己の術のつたなきを人参にて飾る。』

なるほどな…。この文章を読んでると瀉法を嫌ってた人達の事を思い出すなぁ~。

補と瀉…。補わなければいけない時には補わなければいけないし、害があるものは排除(瀉)しなければいけないというのが道理だと思うんだけど、鍼灸の世界では一部の学会?学派?の人達が一時期、瀉法を親の仇のように忌み嫌っている光景を目にした覚えがありますが、今でもそうなのかな?あれは何でなんでしょうかねぇ~?多分…「補う事は良いことだぁ~♪」という旗の下…思考停止しちゃってるから、あんなふうになるんだろうなぁ~。

結果として逆子が治ればいい話だと思うんです。

逆子,お灸,福岡

ここのところ、逆子の治療を希望される患者さんがいつになく多いのはなぜかな?

ホームページを見たり、紹介されたり…と、色々なルートで来院されるんですが、いつも一方通行というか…、治療はしたけど結果がどうだったのか?…逆子が治ったのか?…逆子が治らず帝王切開する事になったのか?僕ら鍼灸師は患者さんからの報告が無ければ分からないのが現状ではありますが、出産後に肩こりや腰痛治療で逆子治療を受けられた方が来られて、どうだったか結果を知ることになる。…という感じなんですよね。

逆子がお灸の治療で治らなかったら鍼灸治療への信頼感は低下するはずですから、逆子が治らなかった場合、その後、肩こりや腰痛をおこしても治療には来てくれない可能性が高くなると考えれば、出産後に腰痛や肩こりの治療に来てくれる確率が高いという事は逆子が治ってる事が多いということなのかもしれませんね…。

鍼灸院に逆子治療を受けに来られる方の特徴として共通しているのが妊娠33週とか35週で駆け込み寺的にお灸の治療を希望される方が多いんですよね…。統計的にも妊娠28週~31週の方が逆子が治る確率が高いという事は知られているはずなんですが、何となくですけど、逆子だと分かった時点で「お灸は熱いだろうし、まずは逆子体操で…」というような感じで取り組まれている方が多いように思うんですよねぇ~。逆子体操でひっくり返らなかった場合、既に33週とか35週目に入っていて「お灸で何とかなりませんか?」となる。

う~~ん…

どうせなら逆子が分かった時点で逆子体操とお灸の治療を同時にやった方が良いと思うんですよねぇ~。お灸の方が治る…体操の方が治るとか、手柄争いのような事は、ど~でもいい話で、結果、逆子が治れば母胎の負担が減るわけですしね…。回るか?回らないか?結果は2つに1つですし、やれる事は全てやる体制で臨んだ方が良いはずなので、逆子だと知らされた時点で逆子体操とお灸治療の同時進行を試されてみてはいかがですか?

『予防接種は「効く」のか?』という本…面白れぇ~!

予防接種は「効く」のか?~ワクチン嫌いを考える~

ワクチン接種…
思い起こしてみると、鍼灸学校に通い始めて2年目にB型肝炎の予防接種をしたけど、その時に「10年?20年?以上効果が持続することもあるけど、1年で効果が無くなってしまう人もいるからね!…そこのとこ了承しておいてね!」と言われてたけど、接種して16年目…ワクチンの効果って今も続いているのかな?どうなんだろう?

インフルエンザの予防接種は、ず~と続けてたけど3~4年前に接種した翌日からインフルエンザのような症状になり1週間寝込んだので、それ以来、予防接種は受けずに過ごしてますが、ここ数年…インフルエンザには罹ってません。

僕自身は、このところ予防接種とは縁遠い生活を送っているんですが、実際、予防接種やワクチンに関して、浅い知識しか持っていないので、予防接種に対して「反対!」「賛成!」と声高に意見を言うつもりもなく、ちょっと興味があったからインフルエンザの予防接種に関してはネットで前橋レポートなるものを読んで「インフルエンザの予防接種って…良いのか?悪いのか?どうなんかねぇ~?…」と思ってたくらいで、実際、健康体で免疫システムがしっかり働いていれば人の身体って流行病になる確率も低くなるというのは、だれでも理解出来る理屈ですが、健康体ではいられなくなり、免疫システムが維持出来なくなると予防接種は必要になるんだろうなぁ~…くらいに思ってたんですよね。

ワクチンや予防接種が敵という訳ではないんだけれど「己を知り敵を知れば百選危うからず」の諺もありますし、ちょっとワクチンの事が知りたいなぁ~と思ったもので、この本を手に取ってみたんですが、「前橋レポートを再読し再検証してみる」という項目もあったりと、…この本、メッチャ面白ろかったです。

近現代のワクチン接種による過誤の例や、病気を押さえ込んだ成功例が分かりやすく書かれてますし、何故、今、予防接種がやり玉に挙げられているのかというロジックが、とても分かりやすく解説されてました。

僕は常々「東洋医学はバランスの医学…」というような事を言ってますが、この本を読んでいると、東洋医学に限らず、西洋医学…さらには社会全般においてバランスが重要で…(当たり前の話なんですけどね…(苦笑))そのバランスが保てなくなると歪なもの…歪な社会が出来上がっちゃうんだろうなぁ~って思いますなぁ~。

それと、この本に書かれていた「ゼロリスクという幻想 / リスクはゼロにできない、から始まる発想」は皆さんに読んでもらいたいですねぇ~。今まで医療に対して副作用なんて起こりえないというゼロリスク神話が横行してたけど、医療行為は必ずリスクを伴う事があると承知した上で医療を受けなければいけない。…という事が分かりやすく書いてありました。

基本的な考えとして、医療にはリスクはつきものなんだけれども、手術や投薬などで副作用があってもリスクを凌駕する利益が患者さんにもたらされるから、医療という行為が成り立つ…という事なんですねぇ~。「医療の本質はリスクを超える利益を得るためのトレード・オフ(一方を追求すれば、他方を犠牲にせざる得ないという状態)の行為。」…だそうな。(確かに!おっしゃる通りですわぁ~)

この本質を見失うと関係者の隠蔽やメディアの糾弾が生じるし、そうなると萎縮してしまった関係者のプロフェッショナリズムの欠如につながって、医療の進歩にブレーキをかけることになるんでしょうねぇ~。
「今の常識を捨てる覚悟を持つ…」「健全な猜疑心が重要…」…と言うことも書かれてました。
fufufufu…激しく同意ですなぁ~(笑)

「予防接種=シートベルトみたいなもので交通事故で死なない事を保証するものではない…」っていうのも凄く分かりやすいですねぇ~。

最後の章に書いてあったんですが、僕も色々な議論でよく経験するんですけど…「好き嫌いの問題」と「正邪の問題」をすり替えてしまっては正しい判断は出来なくなるんですよねぇ~。ホント、この本を読んで色々と考えさせられる事も多かったですし、予防接種に関しても、もう一度フラットな思考で見極めた方がいいなぁ~と思った次第です。