はりきゅうふくた 丁寧な治療を心がけてます(鍼灸・福岡・早良区)

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06月

弁証論治=考える事

弁証論治

先週の日曜日、鍼灸学校の校友会(卒業生を対象とした講習会)で李世珍さんのお孫さんの李揚さんの講演を聞いたんですが、中医学(中国医学じゃなくて中医学ね!…)って広める事を前提に作り上げられているから、理屈とスジは通っていることが多いなぁ~と感じる反面、臨床上「それだけでは解決出来ない事の方が多いんだけどな…」…と正論を説く中医学に対して牙城を崩したくなる性分の僕…(苦笑)

でも、互いに相手の悪い所を言い合っていてもラチがあかないので、ここは互いに改善策を出し合うことで前に進んだ方が良いと思うんですよね!僕からの提案なんですが学生さん達に弁証論治を教える時、教え方を変えた方がいいんじゃないでしょうかね?

弁証論治って僕らの世代は学生時代から教わってますが、イメージ的には…例えとして(肝風内動)とか(肺気上逆)とか…四文字熟語探しのイメージが強いので多分、習っていても運用しずらいと言うのが本音じゃないかと思うんですよね!

でも僕らは結局の所、患者さんと向き合う時、症状を聞いたり、身体の状態を探ったりして、なぜこの症状が出ているのかを考えてるはずなんですよね。で…色々と知識や経験を踏まえた上で治療ポイントを決めて鍼やお灸をする。これって結局は自分なりの弁証論治をしているという事なんですよね。本や教科書に、あたかもコレが正解です!と言わんばかりに四文字熟語が書かれてますが、なにも本に書いてあるだけが正解ではないと思うんです。ただ「知識や経験が浅い人は情報量が少ないので、症状を治す事が出来ないかもしれないから色々と勉強しましょう!」…でいいと思うんですよ。

「弁証論治=中医学」というイメージを持っている人も多いかもしれませんが、日本の後世方派の元祖である曲直道三も「察証弁治」という治療システムをとりいれてますし、この際だから中医学だの和方だのの壁を取っ払って「弁証論治っていうのは治療の行程を考える事なんだ…」という事で、学生さん達に教えた方が分かりやすいと思うんですよねぇ~。

なんか「弁証論治」って言葉…肩苦しくって…敬遠しちゃうんですよねぇ~。

まじめな事を書いたら、疲れたから…風呂に入りたくなってきたぁ~。
温泉に入りたいなぁ~~ばばんばばんばんばん~♪

花に嵐のたとえもあるさ…

高山弘美先生

18年前、鍼灸の専門学校に入る時に面接があり、その時の面接官が高山先生でした。
「あなたは何歳なの?…34歳ですかぁ~…彼女はいるの?…結婚はしないの?」と鹿児島弁で笑みを浮かべながら話されるトーンに緊張していた心も和み、面接というより雑談した感じだったのを思い出します。

授業では主に実技を教えていただいたんですが、一年生の時の一番最初の授業だったかな?60人全員に「お灸ってこんな感じだよ~!」と直接灸を曲池穴にしてくれて「これくらいのスピードで出来なきゃ駄目だよ!」って言われてたっけな…。

卒業してからも友人数人で鹿児島の高山先生に会いに行こうと車で行った事があるんですが、手ぐすね引いて待っていた高山先生は分刻みのスケジュールで鹿児島を案内してくれたっけ…。

5~6年前に一度、同級生で集まれる人達だけで飲み会があった時に、ちょうど福岡に来られていた高山先生も参加されて、お酒が飲めないにも関わらずニコニコしながら、専門学校1年生の時、高山先生の授業で書かされた「どんな鍼灸師になりたいか」というタイトルの作文をみんなに配って「当時の想いに近づけてますか?」って…。ちょっとしたタイムカプセルでしたねぇ~。

そのあと1度、同じような飲み会でお会いして話をしたのが最後だったなぁ…。

先週、高山先生が亡くなったという訃報が届き、なんとも言えない感じですが、僕は思い出す事が供養だと思ってますので、また同級生で集まった時に高山先生の話で「あんな事もあった!こんな事もあった!」と盛り上がりたいと思います。

黄蓮

黄連,生薬

写真の整理をしていたら、前回、里帰りをした際に行った大山で、自生していた生薬の黄蓮の写真が出てきました。

知恵の弊害?

知識,弊害

大人になると子供の時に比べて知恵を働かせる事が多いと思うんですが…、先日、その知恵が弊害をもたらす事もあるなぁ~って感じた瞬間に出くわしたんですよね!

ある事柄を指摘された場合、素直に改善する方向にマインドを変えていけばいいはずなのに、知恵が働くからか…はたまた、自我が強いからなのか… 弁が立つ人って “出来ない自分を正当化しようとする” んですよね…。指摘した側からすると「やる前から何言ってるの?」って感じになるんですが、その反論を聞いてると「それは間違ってると思う…。人それぞれだから…。私には出来ない…。」と、まるで出来ない自分に言い訳を言い聞かせてる感じにしか見えないんですよねぇ~。

以前、有名なピアニストが「戦場に生まれて、やりたい事も出来ない人達が大勢いるのに、やれる環境があるんだったら、出来ないと言う前に四の五の言わずにやれ!」…言ってたのを聞いたことがあるんですが、僕もそう思うんですよね。結果をすぐに求めている訳じゃ無いんだから、取りあえずやってみようよ!…って思うんだよなぁ~。

知恵がつくのも考えものか…。歳を取ってからの弟子修行は無理というのも、こういう事なんだろうなぁ~。僕も知らず知らず言い訳してる時があるのかもしれないな……。人のフリ見て我が振り直せ…。気をつけなきゃだゎ!