はりきゅうふくた 丁寧な治療を心がけてます(鍼灸・福岡・早良区)

   お灸と鍼で病気を治す   

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07月

低血糖について曰う…

血糖

10数年前から、毎週、治療させていだいている患者さんがいらっしゃるんですが、「先日、植木に水やりをしていたらフラついて転けてしまい、ケガをした…」と、顔や腕に擦り傷の痕が痛々しかったんですよね…。患者さん曰く「自分自身では、ただフラついただけなんだけど、奥さんが色々と心配するし、年齢も70歳を超えてるので病院での検査を勧めるから、病院に行ったんだけど、脳の検査しても異常ないし、甲状腺も異常なくて、お医者さんからは「歳のせいですよ…」と言われたんだよねぇ~」…とのこと。

確かに、僕も治療していて、以前より動きに機敏さがなくなっているのが気になっていたし、ここのところ「体が疲れやすい…」と訴えられる事が多かったり、声に張りが感じられなかったり…と気にはなっていたんですよねぇ~。でも70歳を超えると体力も落ちてきますし「老化」という言葉で全てを納めてもいいんですが、脳に異常がなく、甲状腺にも異常が無いのなら、一つ気になるのは、毎日、欠かさず飲まれている500mlの市販のスポーツドリンク。

スポーツドリンクってペットボトル1本(500mL)あたり、角砂糖6個分の糖分が含まれているらしいって話を聞いたことあります。「えぇ~!角砂糖6個!?(驚)」と驚く人と「な~んだ角砂糖6個分だけかぁ~」って思う人に分かれると思うんですが、僕の経験上…、血糖値が急激に上がるとロクな事ないんですよねぇ~。グルコース自体はエネルギーの源なので悪いモノではないんだけど、急上昇すると不具合が起こるのは周知の事実ですし、毎日、コツコツと角砂糖を6個づつ、数年間摂取し続けていると考えると、すぐには弊害は出なくても5年後…10年後には、何かしらかの症状が出ても不思議はないかな…と、考えるのは間違ってないと思うんです。

「塵も積もれば山となる」…と言いますしね!

糖質過多になると血糖値の調整に不具合が起こるらしんですよ!膵臓からインスリンが分泌される事で血糖値が下がるんですが、血糖過多が続くと少量の糖質でインスリンが大量に分泌されるようになり、低血糖の状態になる事が多くなるらしいんですよね!膵臓が糖に対して敏感になりすぎてチョッとした糖でドバァ~とインスリンを出しちゃうようになっちゃうんでしょうねぇ~。

資料によると、低血糖の状態になれば、脳へのブドウ糖の供給が低下して、自律神経が不安定になり、疲れや怠さ…思考力低下…、朝に起きるのがつらい…、イライラする…、感情の起伏が激しくなる…。などなどの症状が上げられてました。

なんとなく、疲れや…怠さ…朝起きるのがつらい…などの症状が、この患者さんの、いつもの訴えと合致するよなぁ~。…って思ったので、この事を患者さんに伝え、もしもスポーツドリンクを飲まれるならば3倍に薄めるか、もしくは、お茶か水に変えられてみてはいかがですか?と提案してみたんですが、やはり、患者さん自身は「スポーツドリンク=体に良い飲み物」という認識で飲まれているものなので、僕の意見は聞き入れてもらえなかったんですよねぇ~。

医者が言うなら話は違うんでしょうが、たかだか鍼灸師が言っても、なかなか聞き入れてもらえないのは毎度の事ですから、ヘコみもしないんですが、僕自身が当事者ならば、スポーツドリンクを、お茶か水に変えて3ヶ月後に体が変化してるかどうか試してみるんですけどねぇ~…。

その週の疲れは、その週のうちに…

疲労,鍼灸

昨夜、歩いていて空を見上げたら立派な、まん丸のお月様が見えたので、満月かな?って思っていたんですが、今朝、暦を見ると、今日が満月みたいですね!それと暦には「旧6/16」と書いてありました。旧暦で言うとまだ6月中旬なのねぇ~。そう考えると6月なのに、この暑さはなんなんでしょうねぇ~。(汗)

昨日、来られた患者さんのお一人で、3年前から治療させて頂いてる方がいらっしゃるんですが、最初の頃は細い鍼か鍉鍼じゃないと、治療後にダルくなって辛いような状態だったのが、近頃では刺絡治療した後でも、吸角の痕も残らないくらいの体調の良さで、治療に来られる時の表情や姿勢も随分、シャキ!としてらっしゃいます。

昨日も、この患者さんに刺絡治療をしている時に患者さんから「最初に、この刺絡を受けた時にスッキリした感覚があったんだけど、治療後はダルくて、起き上がるのが辛いな~って感じだったんですよね!…でも最近は、刺絡の後、あまりスッキリした感覚はない分、治療後の怠さは全く無く、なんか体調は良い感じなんです。」…との事。

週に1回のペースで治療に来られているんですが、体調の基礎的な部分はパワーが上がっているというか、随分、いい状態に戻って来ている典型的な例だと思います。でも基礎的な部分のパワーは上がっていても、やはり加齢に関する体力低下は無視できませんし、日常生活を送っていると疲れる事はあれば、無理する事もあるので、「その日の疲れは、その日のうちに…」じゃないけど、その週の疲れは、その週のうちに復活させてあげると、随分、体調も変わってくるはずなんですよねぇ~。

鍼灸の治療を受けられる方の半分以上は、即効性を求められる方が多いような気がするんですが、3年くらいのスパンで鍼灸治療を生活の一部に組み込まれると、体調って変わってきますよ!

毎回、治療後に想うこと…

治る,治癒,鍼灸

今回の台風は妙なルートで上陸しそうですなぁ~!被害が出ないといいんですけどね…。

話は変わって… 来院された患者さんが、来られた時は辛い顔をされていても、帰る時は痛みも取れて笑顔で帰っていかれたりする時は、治療する側としても幸せを感じれるんですが、病気の度合いが進んでいたり、痛みの状態が酷い患者さんは1回の治療で100%の痛みが0%になって帰られるということは稀なので、患者さんが顔をしかめながら帰られる時などは、治療者として心苦しい瞬間であったりします。

でも、100%の痛みを0%に出来なくても、50%くらいに出来るように…、もしくは車のギアーチェンジの如く、治るスピードが日を追うごとに加速するように、鍼とお灸で体にアプローチしているので、もうしばらく治療に専念してもらえる事を願いつつ、患者さんを見送るんですが、患者さんが帰られた後、最善は尽くしてはいるものの「もっと何か出来ることはなかったか?… もっと違うアプローチの方法はなかったか?…」などと治療内容を振り返ったりする事もよくある事なんですね!

顔をしかめながら帰られた患者さんが2回目の治療に来られた時、「以前よりは楽になった…」というような話をされたりなんかすると、心の中でガッツポーズをしていたりするんですよねぇ~。でも2回目の来院がない場合は…正直…ヘコみます。まぁ~これが現実というか…これが臨床なんだと思いつつ、毎回、頭を使って治療をしてます。

ギターと鍼

 

ギター,鍼灸

僕はギターを弾くので、例えとしてギターを引き合いに出しますが、鍼の技術って楽器と通じるモノがあると思うんです。

ギターってアコースティック・ギターもあればエレキ・ギターもありますし、アコースティック・ギターも分類すればフォーク・ギターもあればナイロン弦のガット・ギターもあり、エレキに関してもストラトやテレキャスターやレスポール…、セミアコやフルアコなどなど、その個体ならではの音色があり、当然ですが、その楽器の値段と音の良さは比例するんですよねぇ~。

値が張る高級なギターだと普通にジャァ~ンと鳴らすだけなら、誰が弾いても良い音がしますが、いざ、カッティングとかストロークとか短音でソロを弾くと、下手な人と上手い人の差がハッキリ現れます。勿論、上手い人と下手な人の差って値段が高級ギターじゃなくても、安いギターでも確実に出るんですよ!

『弘法筆を選ばず』ってヤツです。

細かい事を言うとギターは左手で弦を押さえ、右手で弦を弾きます。左指で押さえてる弦を、どのタイミングで移動させるか…。右手の指で弦を弾くときに、どれくらいの力加減で弦を弾くか…。このバランスで、その人なりの個性ある音色を出していきます。

これって鍼治療の鍼の操作に似てるんですよねぇ~。

左手の押手で鍼を刺している皮膚や筋肉の状態を探り、筋肉の緩みや張りを察知する。右手の刺し手は左手の情報を考慮いて、適度な刺激を鍼を通して患者さんに送り続ける。…これって、ギターで良い音を奏でようとする行為に似てますし、この技術が個性だと思うので、習ったから出来るというモノでは無いと思うんです。

僕が弾いても、それなりの音しかしないのに、ギターが上手な人が「…どれ!ギターを貸してみな!」って僕のギターを手にして弾いた時、全く僕が弾いてる時とは違う良い音がしたっていう経験があるんですよね!

確かに一流のモノを手にする事で、練習を小まめにして腕を磨くという側面はありますが、一流のモノを手にする以前の心得として、鍛錬して磨いておかなければいけない部分ってあると思うんですよねぇ~。

鍼治療での術者の右手と左手の感覚…。これって重要だよなぁ~って思います。術者の手の感覚って師弟関係で似たようなモノはあるかも知れないけど、一つとして同じモノはないと思うんですよね。

唯一無二…これでいいんじゃないかな…。

マネしたければ、ある程度の所までマネして、そこから先は自分で作り上げていけばいいと思うんです。
因みに…電気針(パルス)治療の場合、左手(押手)の感覚を無視した刺激量になるので、使う時に要注意なんですよねぇ~。

A+B=鍼灸効果

しかし…よく雨が降りますなぁ~

先日、ある患者さんから「鍼灸って何で効くんですか?」と治療中に問われ…
「さて…なんて答えようか…」と鍼を手に取りながら思いつくままを患者さんに「あ~だ!こ~だ!」とお伝えしたんですが、分かりやすい結論としての答えは『結果ありきの鍼灸治療』とでも言いますか『効く』という事に関しては紛れもない事実なんだけども、『何故そうなるのか?』という事に関しては、いく通りもの考えが存在するものなんだという事なんでしょうねぇ~。

まぁ~例えて言うなら、日本の小学校の算数のテストで「7+3=?」という感じで、数式があって答えを導き出すという問題が出ますが、海外では「A+B=10」というような感じで、AとBに数字を入れなさい…というような問題がでると聞きます。鍼灸が何故効くのかを考える場合、後者の思考が必要になるんだと思うんですよねぇ~。

「A+B=鍼灸効果」鍼灸が何故効くのか?という答えを求めるには、AとBには色々なものが当てはまるんですよぉ~。現代医学的に鍼灸を考える人だとゲートコントロールだったり、アデノシンA1受容体だったり、筋膜リリースだったりするでしょうし、古典的に鍼灸を考える人だと、経絡の疎通だったり、特効穴の効果だったり、陰陽的な考えだったり、五行の理論に当てはめたりね…。色々とAとBにあてはめれるんですよねぇ~。

何に於いても長所と短所があるように、パーフェクトという事はこの世に存在はしないので、全ての病気に鍼灸が効くとは言えませんが、鍼灸治療の効果がある事は確かなんですよねぇ~。効かないような治療法なら2000年?の歴史の中で、とっくに淘汰されてると思います。

う~ん…まだ雨、降りそうですね…、被害が出なきゃいいんだけど…。