はりきゅうふくた 丁寧な治療を心がけてます(鍼灸・福岡・早良区)

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08月

体調を崩さない努力…

体調管理

いやぁ~昨日からTVでは金足農業フィーバーですなぁ~。
金足農業出身でも秋田出身でもなく、ただの農業高校括りだけなんですが…
農業高校出身の撲としては、是非とも優勝して欲しいですね!

話は変わって…

最近、「体調を崩さない努力…」って必要だよなぁ~って思うんですよねぇ~。

例えば風邪を引いた場合、熱が出たり、咳が出たり、喉が痛くなったり…と、風邪にまつわる諸症状が出て、初めて本人が「体調が悪いな…風邪を引いたかな…」と自覚して、「さぁ~大変だ!薬!薬!…病院!病院!」と騒ぎ出す。

通常の風邪でも1度ひいちゃうと症状が取れるまでに1週間くらいかかり、体調が完全に回復するまでは約2週間くらいかかるものです。(個人差・年齢差はありますけどね…)

風邪も含めて病気全般に言える事なんですが、ケガと違って、いきなり病気になる事って100%無いんですよね!(例外はありますけどね…)多くの人は風邪をひいた時に「特別な事はしてないんだけど…」と、いきなり背後から ワッ!w(°0°)w」と脅かされた感じで、何で風邪を引いたかわからない…。って良く言われますが、あとで思い起こせば、必ず、体を酷使していたり、体を冷やす生活を続けていたり、ストレスが多い生活をしていたり、偏った食生活をしていたりと 必ず病気になるための助走的な生活をした結果として体調を崩すんですよ!

僕自身、歳を取って体調が回復するのに時間がかかる事を、身を持って感じ始めているのと、鍼灸治療を生業としてるからか、ホントに「体調を崩さない努力…」って必要だよなぁ~って思うんですよねぇ~。

各論的思考と概論的思考

唐突ですが…、医療関係者じゃなくとも一般的に知られている超有名な漢方薬と言えば… そう!『葛根湯』
「風邪をひいたら葛根湯…」的な感じで馴染み深い漢方薬ですよね!

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落語でも『葛根湯医者』というのがあり、どんな症状の患者さんにも葛根湯を出して「これでも飲んどけ!」と患者さんに葛根湯を処方し、サゲでは患者さんの付き添いで来ている人に「なに!付き添い!そりゃぁ~御苦労なこった!退屈だろう!葛根湯でも飲みな!」(笑)…という感じで終わる噺で、所謂、藪医者を揶揄する感じの落語なんですが、裏を返せば葛根湯という漢方薬は、体調不良の初期症状に効く、とてもポピュラーな薬だという事で、やり玉に挙げられている漢方薬とも言えるんですよね。

葛根湯は発汗を促して熱を下げる薬なんですが、基本的に桂枝湯に麻黄と葛根を加えたものが葛根湯なんです。

桂枝湯は(桂皮・大棗・生姜・芍薬・甘草)の五つの生薬で構成されてます。

桂皮(シナモンですね!…これは停滞しているものを動かす作用があります。)
大棗(ナツメです。これは体を温めて興奮した腸を抑制して腹痛を緩和したりします。)
生姜(ショウガですね!…新陳代謝を高める効果があります。)
芍薬(筋肉の痙攣を緩和する作用がある。)
甘草(緊張を緩和する作用があります。)

 

話は少しズレますが…芍薬と甘草の2つだけで構成されている『芍薬甘草湯』という、筋肉の痙攣などに即効性がある漢方薬があります。…これは漢方薬を使う、お医者さんや薬剤師さんからよく聞く話ですが、漢方薬の構成されている生薬が少なければ少ないほど薬効の効果もダイレクトに効くという話があります。この芍薬甘草湯は「構成生薬が少なければ少ないほど…」の最たる漢方薬ですね!

たぶん、僕の想像ですが鍼灸師で少数のツボで治療する事を良しとしている人達は、この「構成生薬が少なければ少ない方が効く」という考え方を参考にしているような気がします。薬効がダイレクトに効くのは喜ばしい事ですが、病気というものは色々な原因が複合して起こるものです。一つの症状に効果的でも第二・第三の症状が隠れているものなので、多くの漢方薬は複数の生薬で出来ている事を考えると、少数穴に拘る必要はないと思うんですよね!

…話を葛根湯に戻します。

葛根湯は桂枝湯に(桂皮・大棗・生姜・芍薬・甘草)に葛根と麻黄が加わります。

葛根(いわゆる…葛湯のクズです。体の内部を温める効果があります。)
麻黄(エフェドリンという成分が入っていて、血管拡張の効果があり、鎮咳効果や体を温める作用で抗ウイルス効果を発揮しますが、交感神経が亢進する作用もあるので、寝る前に飲むと眠れなくなったり、スポーツ選手などはドーピング検査で引っかかったりするんです。

長々と漢方薬の話を書きましたが、薬の場合は、この成分はコレに効いて、この成分はこういう効果がある…と説明出来るので、薬の説明を聞けば「そうなんだぁ~」と納得して薬を飲む事ができますが…

鍼灸の場合はどうでしょう…?

ツボの効果や穴性というものが本に書かれていたりしますが、このツボの効果や穴性は、薬の薬効を参考に作られているという説もあります。鍼灸治療の場合、治療を受けられた事がある患者さん自身は、結果として鍼灸の効果を実感されているんだけども、ツボの効果を生薬のようにハッキリさせる事で学術的にワンランクアップさせよう…とか、まだ鍼灸治療を受けた事がない人達に「鍼灸は安全なものですよ!」という事を伝える意図の上で、出来上がってるのが穴性というものだと思うんですよね。

僕が考えるに…
鍼灸治療は80~90%くらいを、体の自己治癒能力に託した治療法だと思うんです。言い換えれば患者さんの自己治癒力をいかに上げるかがポイントとなる治療法です。なので、鍼灸師は治療しながら、患者さんへ生活改善だったり、食生活の改善など、細かい事まで指導したりします。

鍼灸師の考えの根本は概論というか、物事の概要を把握して体の凝りを取り、血行を良くして自己治癒力を高めようとします。現代医学的な考え方は、どちらかというと細かい部分を明確に数値化できたり、画像として確認出来る術を持っているので概論というより、各論的な考え方が先行するんだと思うんですよね!

なので鍼灸師の僕らが、お医者さんとコミュニケーションを図ろうとする時、漢方や鍼灸など東洋医学に理解がない、お医者さんとは、なかなか話が合わないというか…相手にされないというのが現実なんですよね。

住み分けと言えば…住み分けなんですが…

昨今の鍼灸業界を見ていると、鍼灸を各論的に考えていこうと、穴性とか…科学的にとか…エビデンスとか…現代医学の流れにすり寄る傾向が強いように感じるんですよ…。僕は全体像を把握して、体の自己治癒力を高める事が鍼灸治療の真髄だと思うんですけどね…。各論は現代医学にお任せして、鍼灸は概論的な思考で治療するという住み分けでいいんじゃないかな?

嗄声・かすれ声

かすれ声,声がかれる,嗄声

声がかすれる事を「嗄声(させい)」といいます。
普段、歌わないのにカラオケで大声で歌ったり、喉風邪を引いたりしてガラガラ声になった経験は多々あるんですが、先日、全くそれとは違う嗄声を経験したので、備忘録的に書き留めておきたいと思います。

普段、あまり飲み歩かないのに2日続けて飲む機会があり、その2日目…「ちょっと喉に引っかかる感覚があるなぁ~…このところ暑さで体が疲れているし、扁桃腺を腫らしてしまっては大変!」…とコンビニで、のど飴を購入し、のど飴をナメナメ、麦焼酎の水割りをチビチビ飲んで友人達と話をしていたところ、ちょうど時刻も0時を回った頃、急に声が天龍源一郎なみに枯れ始め、何を言ってるか分からない感じになったんです。

翌日は天龍源一郎から”もんたよしのり” くらいのしゃがれ声になり、

 

翌々日は もんたよしのり から森進一くらい…(例えの基準がよくわからんけど…(苦笑))に回復し4日目には普通の声に近くなったんですが、大声を出さずに、こんな急激に声がかれた経験は今回が初めてでした。

まがいなりにも鍼灸師という仕事をしているもので、ある程度の知識から推測するに西洋医学的に考えれば反回神経の麻痺による嗄声なのかな…。

反回神経はその走行路から肺癌や食道癌や大動脈瘤などが原因で麻痺する事もあると学生時代に教わった事があるので、なんとなく放ってはいけない感じがするんですが、ウイルス性の炎症でも麻痺は起こるので、急激な嗄声症状と、かすれ声も4~5日で治っている事…、舌の奥に口内炎が出来てる事…、治りかけの頃に痰が出て咳で辛かった事などを考えると、ウイルス性の風邪による嗄声なのかなと思うんです。

東洋医学的には、突然に起こる嗄声を”実”。徐々に起こる嗄声を”虚”と、虚と実に分類されます。今回の僕の症状は”実”ですね!五臓では肺と腎に関係していると『漢方用語辞典』には書いてありますが、鍼灸治療で「かすれ声」の有名な治療ポイントと言えば、臂臑の灸とか、三焦経とか心包経とか大腸経の反応点とか治療ポイントは色々ありますが、今回、自分で治療して「コレ!良いな!」と思ったのは、喉をホットパックで温めつつ臂臑や前腕のツボに治療すると、随分楽になる事を体感しました。耳学問も大切ですが、経験すると耳学問に輪をかけて大きなモノを学んだ感じがします。

この暑さ続きで、体を冷やす事が多い昨今…、冷房やら冷たい飲み物などで体を冷やす事が日常になると、免疫が低下して、症状として、夏風邪を引きやすくなり、声がかすれたりする…。なんとなく、鍼灸師の僕がこんな症状になるなんて、紺屋の白袴っぽい感じですが…(苦笑)

これからも残暑が続きそうですから体調管理を気をつけて、この夏を乗り切りましょう!僕と同じような夏バテの症状の方は一度、来院されてみて下さい。

めまい

目眩,めまい

最近、目眩の患者さんが多いんですよねぇ~。
なんとなくですけど、皆さん「めまい=メニエル」という感じで捉えられている方が多いようで、病院で診断されていなくても「メニエルで目眩が…」って言われる患者さんも少なくありません。回転性のめまい…とか、女性に多い…などなど、症状や条件的にメニエルに当てはまる方も多いので、井戸端会議や立ち話で「最近、目眩がするのよぉ~」「あっ!それ!メニエルよ!」なんて会話が繰り広げられているのかも知れませんが、良性発作頭位めまい症とメニエルでは「回転性の目眩がする…」という事に関しては同じなんですが、発生機序が違うので医学的には分類されています。

発生機序は違うんですが、症状が出る前段階としてストレスや交感神経の緊張は共通している点なんですよねぇ~。鍼灸治療は自律神経の調整に関して、とても有効な治療法なので、目眩が起きる前段階から鍼灸治療を受けていると、辛い目眩を回避できるんですよ!

そういえば「はりきゅう ふくた」のホームページに「めまい」や「メニエル」に関しての項目が無かったので、分かりやすく解説してみようと思います。…また文章が長くなるかも…(苦笑)