はりきゅうふくた 丁寧な治療を心がけてます(鍼灸・福岡・早良区)

   お灸と鍼で病気を治す   

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09月

教わるだけが勉強じゃない…(続・ギターと鍼)

鍼灸,技術,習得

物事には必ず”基本”というものがあり、基本を習得するには、まずは人から教わる方が基本技術の習得は早いはずです。
でも基本を習得してからは、己に合った方法をみいだす段階が待っていて、日々終わりの無い試行錯誤を繰り返し、自分の技術を磨いていくわけですが、近頃、若い人達をみていて感じるのが、教わるだけで満足してしまってる人が多いように思えるんですよねぇ~。

※「近頃の若い人達…」ですって…∩(´∀`)∩ もう53歳のオッサンだから、このセリフも吐いてもいいかな…(苦笑)

僕が思うに…、鍼灸って基本的に教わるものではなく、感じ取るもののような気がするんです。

僕の趣味の話で言えば…、ギターも同じで、基本的にギターって人から教わるものではなく、憧れのギタリストやミュージシャンにどうしたら近づけれるか…、あの音はどうやって出しているのか?どんな弾き方をしているのか?などなど…僕らの時代だと、レコードやテープをすり減るほど聞き込みましたし、大人になって憧れのギタリストやミュージシャンのライブで生演奏を見た時に「あっ!そこのポジションで弾いてたのね!」なんて発見に胸躍らせたりしてました。

鍼や灸も同じだと思うんですよね!あの先生がやってるこの治療法を会得したい!と思ったら、その先生の著作物を片っ端から読んで、どういう考え方で治療してるのか?という事を感じ取り、その先生がまだ御存命で主催している勉強会などがあれば積極的に参加して技術を習得し、機会があれば、直接、その先生に疑問に思うことを質問したりできる。…、もし、その先生がもうすでに亡くなっていらっしゃる場合は、その歴史や時代背景を加味しながら書物を読み想像して技術を練り上げていく…。

やはり、基礎を学んだ後は自分で技術を磨くしかないんですよね!
思うんですけど…。人から教わっている時期は、まだ準備段階で、本当の勉強は自分の技術を磨くところからがスタートだと思うんですよね!

疲れたら…

自然,副交感神経,自律神経

先日、読んだ本によると…

「疲れたら、マッサージに行くよりも自然とふれ合う方が確実に副交感神経が活性化する。」って書いてありました。
自然環境は 「興奮」 「満足」 「脅威」 という人間の感情のバランスを上手に刺激して、特定の感情が暴走する事がないように調整してくれるらしんですよ!でも、都会の暮らしでは「興奮」と「脅威」だけが活性化しやすくなり疲れを感じやすくなるらしんですゎ!

…そんでもって、この本によると、偽物の自然にもリラックス効果があるらしんですね…。偽物でも自然に飢えた現代人の脳は、偽物の自然でもかなりインパクトを得る事ができるらしいんです。なのでスマホやPCの待ち受け画面を自然の画像にしたり、音声として川のせせらぎや、鳥の声、波の音を聞くのも効果的らしんですよ!

そう言えば、ウチの治療院ではいつも、CDで鳥の鳴き声や森林の雰囲気を醸し出す音を流しているんですが、数年前に1度だけ来られた患者さんが「…なに?この鳥の声は偽物!?ウチの周りは野生の鳥の鳴き声がよく聞こえるから、偽物はわかるんだよねぇ~」と小馬鹿にされた事がありましたが、今だったら、その患者さんに伝えてあげたいですねぇ~「偽物でも十分、効果はあるそうですよ!」って…(苦笑)

基本的な考え方…

鍉鍼

僕が患者さんに例え話として、よくする話なんですが…

「最近、この車…ブレーキの効きが悪いんですよぉ~!ちょっと修理してもらえませんか?」って自動車修理工場に車を持って行くとブレーキパットの交換やらブレーキオイルの交換や補填をしてくれて、またブレーキが効くようになるわけですが、原因として経年劣化で起こる場合と、何か別な原因があって起こる場合の2通りが考えられると思うんです。

車の場合は部品交換も可能ですし、車自体を乗り換える…買い換える事も可能ですが、身体はそういう訳にはいきませんよね!

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この「ブレーキが効かない…」という現象には経年劣化、整備不良、という原因の他に、ドライバーの運転技術というのも当てはまると思うんですよ。いくら新車でも…いくら整備を万全にしていても、急ブレーキばかりかけてるような運転をしていたり、あり得ないけど…ブレーキを踏みながらアクセルを吹かしていたらブレーキパットは摩耗しますし、故障の原因になる事は誰でもわかる事ですが、これを身体に置き換えて考えてみましょう。

例えば…下痢や咳…。これは身体の中に留め置いていてはいけないモノを外に排出するために、下痢や咳などで体外に悪いモノを出そうとしているわけですが、下痢止めや咳止めの薬で、咳や下痢を止めちゃうとマズい事になるのは明らかですよねぇ~。咳や下痢で日常生活が出来ないようであれば、下痢止めや咳止めの薬を使うのは仕方がありませんが、とりあえず体力を奪うような咳や下痢でなければ、ある程度、身体に悪いモノが体外に排出されれば咳や下痢は自然に止まるものです。

「汗を人並み以上にかいてしまいます」っていう人にとっては、シャツがビチョビチョに濡れたり、女性だと化粧もできなかったりと、汗は異常なものに思えてしまうでしょうが、こういう症状の患者さんを治療する場合、僕らは、患者さんの訴えより、まず身体の声に耳を傾けます。「これって…身体は汗をかく事で気化熱を利用して体温調整しようとしてるのではないのかな?」…とか、…「という事は、東洋医学で言う内熱だから体に熱がこもるような状態を改善しないと、汗をかく症状は治らないぞぉ~!」…などなど…色々と探っていくわけですが、こういう場合は、鍼灸の治療や薬の効果を高める為に、患者さん自身が食生活を変える必要性が生じてきます。

腰痛…、肩コリ…、首のコリ…、頭痛…、膝痛…、足首の不具合などなど…姿勢だったり、癖だったりと必ず原因はあります。所謂、医療というモノは総じて身体の整備屋さんなので、できるだけ身体のポテンシャルを高く維持出来るように鍼灸師は鍼とお灸を使って…、お医者さんや薬剤師は薬を使って、患者さんの身体を整備するわけですが、車の例え話で言うドラーバーは患者さん本人なので、整備は万全でも患者さんが無理な体の使い方をすると、やはり劣化も早まりますし、治るものも治らなくなります。

「自分の身体なんだから放っておいてよ!いちいち、うるさいなぁ~!」…なんて言われる方は、いらっしゃいませんが、こと…生活改善の話をすると「…わかってますよ!でもねぇ~」ってな感じで煙たそうな顔をされる方は、結構いらっしゃいます。でも基本的な考えとして、患者さんと治療者が二人三脚で治療に取り組む事が何よりも大事だと思うんですよね!(…だから煙たがらないでね!)

患者さんが生活改善や食生活の改善をされなければ、やはり治療効果も片輪走行になってしまいます。
身体は1つですから、上手に使っていきましょうよ!

独演会

立川志らく

先日の日曜日に久しぶりに、立川志らくさんの独演会に行ってきました。
1席目が『幇間腹』だったから「2席目が『強情灸』だったら鍼灸づくしだなぁ~…」などと勝手に仲入りの時に妄想してましたが、だいたい独演会は面白い話のあとに人情話で締めくくるのが通例…。今回も案の定というか…しっかり『唐茄子屋政談』で締めくくられました。

久しぶりに、志らくさんの噺を生で聴きましたが、やっぱ…いいわぁ~♪ また聴きに行きたいですねぇ~。