きのうTVを見ていたら、番組内で、黒字なんだけれども後継者がいないために廃業せざるおえない会社が、今後増えてくるという話題で、 “刺しても痛くない注射針” で有名な岡野工業も近々廃業するらしい…。という話を聞いてビックリ!(゜Д゜)!
数年前に岡野さんの『人生は勉強より「世渡り力」だ!』っていう本を読んで 「なるほどなぁ~」 と思って、この本から色々と教えてもらった気分になっていたんですが、後継者が出てこないための廃業かぁ~…
…なんだかなぁ~~…なんとも言えないなぁ~
僕の基本的な考えとしては、データが残せたり、言語化できるモノにおいては技術の伝承は可能だと思ってるんです。
弟子入りして直接、手取り足取り教えてもらったり、残された文献などで情報を収集する事で、ある程度の技術の伝承は出来るはずです。
しかしながら、ある程度の伝承出来たとして、同じモノが出来たとしても、発想とか感覚とか創造力は伝承できないと思うんですよ!個人個人に違う考え方があるように、個々の感性を求められる分野においては、技術は一代限りなのではないかと思うんです。例えば文献が残っていても、その文章の裏を読む…著者の意図をくみ取る作業も感性がないと出来ませんしね!
なので廃業も時代の流れなのかな…とも思うんですが、技術は一代限りなんだけれども、これからの日本に必要なのは、You tuberではなく岡野工業の岡野さんのように、色々な発想で新たなモノを作り出す職人さんなんじゃないでしょうかねぇ?岡野さんみたいな人が大勢いたら、これからの日本は安泰なような気がします。
僕は鍼灸の技術は、発想とか感性が占める割合が高いと思うので、一代限りの技術だと思ってるんですよね…。