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09日

多様性の低さを感じる言葉

以前、読んだ本で 『(あまり)病気をしない暮らし   ~読んで笑って医者いらず!~    』 という本があります。
ダイエットの事とか…飲酒に関してとか…癌の事に関して分かりやすく、本音が書いてあるなぁ~って感じれる面白い本です。

本音が書いてあるからこそなのかも知れませんが、この本の項目に 「代替医療を疑え」 という項目があったんですよ!そのなかで「エビデンスのない治療法に身をゆだねるのは、あまりに危険すぎると思いませんか?」と書かれていました。たしか…前作の 『こわいもの知らずの病理学講義』 でも “がんもどき” や ”瀉血” に関してボロカスに書かれていたように記憶してるんですが、この本の著者の仲野先生は、ノーベル賞の本庶先生の研究室にも在籍されていたらしく、最先端医療に携わる現代医学のお医者さんだから代替医療という枠組みに属している医療が古くさく見えて、代替医療なんか認めないというスタンスになるんだろうなぁ~。

著者の経歴を知ると、あぁ~ね…「代替医療を疑え」…と言うのも、然もありなん…って感じですな…。

僕は、前作の本と、今回の本と…結構、本音が書いてあって面白いなぁ~と思うし、もしも機会があれば仲野先生の講義など聴講できたら面白そうだなぁ~って思うんですが、「鍼灸師をやってます…」って言おうものなら、眉間にシワを寄せられそうですなぁ~。鍼灸や東洋医学は代替医療の括りになってますからね…(苦笑)

まぁ~僕自身も「癌の治療を代替医療のみで…」…などとは思っていませんし、適材適所というか…その状態や症状にあった治療を行うべきだと思います。

ちょくちょく、このブログにも書いてるんですが、東洋医学とか鍼灸治療の思考は概論的な側面が強く、現代医学は各論的な思考で治療するものだと思うんです。なので概論的な意見と各論的な意見がぶつかり合っても、結果的に双方が「お前らは何もわかっていない!だからダメなんだ!」 という感じで話は平行線…って事が多いものなんですよね!(まぁ~基本的には、お医者さんの方が専門的知識も豊富だから、各論的思考が概論的思考をやり込めるって感じになっちゃいますけどね…)

僕も本音を言うならば、著名な先生が本で 「代替医療を疑え」 …って書くのはどうかな?…って思うんです。僕ら鍼灸師が読んだら 「あっ!また現代医学の偉い先生が何か仰ってるのね…」 って思いますが、一般の人が読んだら 「ノーベル賞を取った先生の研究室に在籍していた偉い先生が「代替医療を疑え」って言うんだから、やっぱ代替医療(鍼灸)って怪しい治療じゃん!」 って思う人が少なからずいるはずです。まぁ~偉い先生の言葉や文章は、それだけ影響力があるという事です。

「代替医療を疑え」って言葉に、どこぞの国の大統領が、なぜ大勢の難民が国境を越えて来るのか?…など歴史的背景を検証せずに「国境に壁を作る」って言いだしたのと同じような多様性の低さを感じるんですよねぇ~。

エビデンス(科学的根拠)がある・ない問題に関しては、以前、ブログに長々と書いてるので割愛します。
興味がある方はコチラをどうぞ → 「諸説ございます…(苦笑)2019年2月21日」

西洋医学とか東洋医学とか現代医学とか代替医療とか、医療をカテゴリー分けしている背景には、優位性を示す覇権争いというか…エゴの塊がそうさせてるような気がするんですが、なぜ互いに罵りあったりするかねぇ~?

「医療という括りの中に色々な治療方法があって然るべき。」…という考え方は出来ないものでしょうか?これって、まるで 「関西風お好み焼き vs 広島風お好み焼き」の言い合いを見ているようで、笑けてしまいます。関西風だろうが広島風だろうが、どっちが元祖かなんてどうでもいい話で、要は美味いしければ、どっちでもいいはずなんですよねぇ~。

まぁ~これも負け犬の遠吠えにしか聞こえないかもしれませんが、白黒ハッキリ付けたがる欧米的な思考が幅を効かせてる昨今ですが、灰色っていう色もあるんだし、グラデーションも存在するという多様的思考で物事に取り組まないと、これからはダメだと思うんですけどねぇ~。