はりきゅうふくた 丁寧な治療を心がけてます(鍼灸・福岡・早良区)

   お灸と鍼で病気を治す   

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05月

健康への種まき

鍼灸,福岡

種を蒔いても、翌日に花が咲いて実がなるわけでは無い事は誰でも知ってますよね!

種は蒔けども、温度が高すぎたり…低すぎたり…、乾燥しすぎたり…湿り過ぎたりすると、芽が出ないこともありますし、芽が出ても日照不足だったりすると発育が悪かったりするものです。肥料の濃度が濃すぎたりしても発育が悪くなったりしますよねぇ~!

最近、患者さんを治療していて思うんですが……、

鍼灸治療って、健康への種まきをしてるような気がするんですよ!植物の種を蒔いて育てるのって、サポート的に人の手を加えたりするものの、基本的に頼りになるのは “自然の力” ですよね!西洋医学や東洋医学をひっくるめて医学全般に言える事なんですが、特に鍼灸治療は身体の自然治癒力を助けるサポーターのような役割であり、病気が治る為には身体に備わっている自然治癒力が頼りなんですよね!

はりきゅうふくた の敷居を跨がれた方に鍼灸という方法を用いて健康への種まきをする。なかには、すぐ治る症状もあるし、少し治るのに時間がかかる症状もあるんだけれど、患者さんの心に健康への種を蒔く事で、患者さん自身、健康への意識が高まり、いつか健康という花が咲き、健康という実がなると思うんですよね…。

それを信じて、地味な作業ですが、鍼灸治療をする。…種蒔く人って感じです。

その週の疲れはその週の内に…

疲れ,鍼灸

今日、福岡は最高気温が30℃になるらしいし、朝の情報番組によると、昨日、熊本の山鹿では最高気温と最低気温の気温差が20℃あったそうな…

夏になっていないのに、既に夏バテしそうな要素を感じる昨今ですが、季節の変わり目なので「体調がど~もパッとしない…。」「疲れが取れない…。」という人…多いんじゃないでしょうか?

僕ら鍼灸師が「そんな時に鍼灸治療を受けたらスッキリしますよぉ~!」と声高に叫んでみても「鍼灸って健康には良さそうだけど、鍼を刺されるのって怖いし…」と言う人も未だに多いし、鍼灸に対して懐疑的な人は「鍼を刺したくらいで健康になるわけないじゃん!」と言う人もチラホラ…

そんな人向けへの例え話として、重い荷物をカバンに詰めてパンパンになったカバンを長時間、持ち歩いてると疲れますよね!?そんな時に重いカバンを置いて少し休んだら体力が回復し、また重いカバンを持って歩けるようになります。鍼灸治療は体のコリを取る事には長けている治療法です。〈身体のコリ=重い荷物〉と考えると分かりやすいと思いますが、鍼灸治療でコリを取る事は、重いカバンを置いて少し休んで体力が回復するのを待つ事と同じなんですよね!

身体の回復力がしっかり機能している世代ならば、重いカバンを置くだけ(鍼灸治療を1回受ける)で体力が回復して、また同じ重いカバンを持ち歩く事が出来ますが、老化…、もしくは若くても様々な理由で体力の回復力が弱い人は重いカバンを置くだけ(鍼灸治療を1回受ける)では、なかなか、同じ重いカバンを持ち歩く事が出来ないので、そんな患者さんには僕ら鍼灸師は体力が回復するまで時間をかけて治療する事を勧めますし、カバンの中身を整理して、出来るだけ必要なものだけを持つようにしてカバンの中身を軽くしませんか?…という提案をするんですが、カバンがパンパンな人って「コレも必要だし…あれも必要なんだよね!」…と、カバンの中身を軽くしようとはしないし、人によっては「プライベートな事には立ち入らないで欲しい」「マインドは変えられたくない…」というような感じで、聞く耳を持たずアドバイスを煙たがる人もいたりします。だいたい、そう言う人は「自分の生活を変えず、早く病気だけを治して欲しい!」という感じなので、鍼灸治療が続かず、強い薬物療法に走ったり…御祓い系に走ったり…(苦笑)…して最終的に医療不信に陥っちゃうんですよねぇ…。

まぁ~こういうのって特殊な例かもしれませんが、時々、そういう患者さんに出くわす事があります。

まずシンプルに物事を考えれば、「辛いなぁ~」と感じたら、重いカバンを置いて、ひと休みし、カバンの中の整理をして背負ってる荷物を軽くする。でも…どうしても背負ってる荷物を軽く出来ない事情がある場合は鍼灸治療で…、理想は「その日の疲れはその日の内に…」ですけど、最低でも「その週の疲れはその週の内に…」で、疲れを取り除き、色々な事をやり過ごす事が出来る程度まで体力を回復させる。これが身体には一番優しい治療法だと思います。

チコちゃんに叱られるで腹の虫の事をやってましたね!

腹の虫

先日の 『チコちゃんに叱られる』 で「腹の虫がおさまらない…の虫って何の虫?」っていうのをやってましたね!
長野先生が解説で出てくるかと思ったんですが、解説は長谷川先生でした。

平安時代は「鬼」が病の元凶だと言う事で祈祷をして病気を治していたが、戦国時代の頃から「病は医者が治すものだ!」…と主権を握るために、お医者さんが「病気の原因は鬼ではなく虫によるものだ!虫が原因だから薬で虫を退治する」という考えを広めたらしく、その後も病気以外の身体の変化も虫が引き起こしているということになったので、「腹の虫がおさまらない…」とか「虫の居所が悪い…」とか、「なき虫…」とか身体や気持ちの変化に「虫」が付く言葉が現代にも残っているという事でした。

この番組を見て、東洋医学とか漢方とか鍼灸の事をあまりよく知らない一般の人は「病気を祈祷で治すなんて時代遅れも甚だしいネ!」…とか、「身体の中に虫がいて、その虫が病気を引き起こすなんて、架空のものに対しての行為に「医療」と言っていたなんて古くさいなぁ~!」って思った人…多いんじゃないかな?

でも、ここで…病気は何が原因で起こるのか?病気がなぜ治るのか?という事を考えてもらいたいんですよね。

このブログでも再三再四、書いてますが、病気が治る過程で、身体の免疫力や自然治癒力が低下してしまえば、いくら最新の治療を施しても、高価な薬を与えても病気は治らないのは周知の事実です。基本的に病気を治す主力的戦力は身体の免疫力や自然治癒力で、薬や手術や鍼灸治療は身体の免疫力や自然治癒力を助けているだけなんですよねぇ~。

遺伝的な病気や先天的な病気や老化が原因で起こる病気を除外すると、おおよそ、それ以外の病気の原因を突き詰めれば、病の始まりは生活習慣であったり食習慣であったりするものです。「鬼」を第三者的な存在…または架空の創造物と考えずに、心の中の怠け癖を「鬼」という表現で表し、生活習慣や食生活を直さなきゃいけないんだけども、心の中の怠け癖(鬼)に勝つことが出来ない人は、他力に頼るしか無いので「祈祷」という、チョッと仰々しい感じの事をする事で、生活習慣や食生活の改善を促し、身体の免疫力や自然治癒力を鼓舞していると考えたら、あながち祈祷も理にかなっている治療の一つだと思うんですよね!(まぁ~ウチの治療院では祈祷はしませんけどね…(苦笑))

虫に関しても「祈祷だけでは治らないものが多すぎる!」…と、当時の医者が一念発起し、病気と真摯に向き合う過程に作られた想像上の産物ですが、想像上の虫ではあるけれど、現代では常識になっている細菌やウイルスを「虫」と表現していたと考えるなら、先見の明があったと言わざるを得ないと思うんですよねぇ。

久しぶりに本棚から引っ張り出して『戦国時代 ハラノムシ』を、もう一度、読みなおしてみようかな…。

「2割~3割、治れば御の字」…について考える。

治癒,過程,

最近、国家資格を必要としない揉み療治系やヒーリング系のチラシを色々なお店のレジ横で目にする事が多いんですが、時々「病院が諦めた痛みを完治させます」…というようなキャッチコピーが書かれていたりするんですよね。

こういうキャッチコピーは、人の目を引くには、もってこいの言葉なので、キャッチコピーとしての効果は大きいんでしょうが、鍼灸師の僕としては「このチラシを作った人って、本当に人の身体の事を理解しているのかな?」って思っちゃうんですよね!

以前、あるお医者さんと話をしていて、その方が「最近の患者さんは病院に来て治療を受ければ機能が100%回復すると思っている人が多すぎる! 正直、2割~3割治れば御の字と考えないとダメですよ!」と言われてました。

「2割~3割、治れば御の字…」という言葉の真意は「老化を止める事は出来ない…」という事なんですよね。身体の疲労が原因で起こる場合の病気は、治療や薬で身体が本来持ち合わせている回復能力を鼓舞し、機能が100%回復する事もありますが、老化が原因で起こる場合の病気は2割~3割、治れば御の字…と考えるべきなんですよね!

いくら医学が進化して…ips細胞で臓器を作る事が出来るようになっても、老化を止めたり、人が死ななくなる事はないと思います。

それでも、2割~3割の回復では満足いかない人達は、強い薬を使ったり、身体にメスを入れて無理な治療にチャレンジしたりするんですが、老化は止められないので、次第に医療に不信感をいだくようになり、最終的に「病院が諦めた痛みを完治させます」…というキャッチコピーに期待をいだくようになる。…そんな図式でしょうか…。

「どこに行っても治らないので…」と、鍼灸院に来られる患者さんも、現代医学の医療に不信感をいだいていらっしゃる方も少なくはないんですが、いくら数千年の歴史を持ち合わせている鍼灸治療でも「老化が原因で起こる病気の場合は2割~3割、治れば御の字…」というのは変わりません。

しかしながら、飛行機が着陸態勢に入って、その機体を上手にランディングするかの如く、老いていく身体に合った動作が出来るように手助けするには鍼灸治療はとても適している治療です。

真摯に病気と対峙していれば、気軽に「病院が諦めた痛みを完治させます」…という言葉は使えないはずなんだけどなぁ~。

患者さんにとっては自信なさげに感じるかも知れませんが「2割~3割、治れば御の字…」という言葉を言えるお医者さんって、僕からすると信頼出来る人のように思えます。