はりきゅうふくた 丁寧な治療を心がけてます(鍼灸・福岡・早良区)

   お灸と鍼で病気を治す   

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09月

『刺絡の道』

刺絡の道

先日、大阪の南先生が福岡に来られた際に「友部先生が刺絡の本を出版されて…」と、教えてくれたので、後日ググってみると今年の6月に『刺絡の道』という本が出版されてたのでアマゾンでポチッと買い…。

一昨日、本が届いたので、少しずつ読んでるんですが、このクオリティーでこの値段…、鍼灸師なら買って、読んで、損はない感じです。さすが現代の三輪東朔…友部先生ならではって感じの本ですね!

この本の著者の友部先生には10年前に月イチペースで半年ほどかけて『薬真途異語』の講義を受けた事があるんですが、自らを三輪東朔の生まれ変わりと言われるだけあって、刺絡治療に対する想いは誰よりも強いなぁ~と感じたのを思い出します。

幸いにも当時の友部先生の講義録を文字お越ししていて、書面として保管しているので、この『刺絡の道』を読み終えたら、付録として載せてある『薬真途異語』を見ながら、10年前の友部先生の講義録を読みなおしてみようと思います。

健康という側面から意見を言うとするならば…

睡眠,鍼灸

今朝、治療院の掃除をすませ、カレンダーに目をやると、今日は9月21日。
そういえば、昔、僕が子供の頃に家にいた柴犬の誕生日が9月21日だったことを、ふと思い出しました。
たしか…中学1年くらいにウチにやってきて、僕が21歳くらいの頃に死んだから…、14~5年…犬としてはけっこう長生きな方だと思うんですよねぇ~。今でも、僕の仕事部屋の棚に写真が飾ってありますが、懐かしいなぁ~。

話は変わって…

患者さんが「近頃、夜に寝ていて、よく目が覚めるんです。」とか「なかなか眠れないんですよねぇ~」とか「胃がもたれる…」とか「あまり食欲がない…」などなど、御自身の体調に関して、病院に行くほどではないけど不安に感じている事柄を訴えられたりします。

あきらかに異常だとわかるような症状が出ているなら、話は別なんですが、歳を取ると夜は眠れなくなって何度も起きるものですし、年齢とともに内臓の機能も低下していくものだから、年々食欲も落ちてくるものです。

よく理想の平均睡眠時間は8時間と言われますが、10歳~20歳と60歳~70歳…って体調・体力の差は歴然ですよね!10歳と80歳の人を平均値という枠組みに押し込んで論じること自体が間違っていると思うんですよねぇ~。

歳を取って夜に目が覚めたり、眠れないのは日常、身体を動かしていないから…。若い頃に比べて運動量が減っているから…、もしくは悩み事を抱えていて精神的に安定していないからという理由が大半なんだと思うんですよねぇ!昼寝してたら夜は眠れなくなりますしね!…でも歳を取ると体力も落ちますから運動量が減るのは当然なんですよ!

ここで大事なのは、加齢という人生の流れにあらがって、しっかり夜は寝て、若い人と同じように1日3食、しっかり食事を取る事に拘るのか?…または、その年齢…その年齢に合わせて生活パターンを変えていくのか?

これが分岐点のような気がするんですよねぇ~。

「しっかり夜は寝て、若い人と同じように1日3食…」の方向に舵を取ると、寝るためには睡眠導入剤や睡眠薬を欠かすことが出来ないでしょうし、胃薬や腸整剤も手放せないでしょう。

年齢に合わせて生活パターンを変える方向に舵を取る場合、夜に寝れないなら夜型生活に切り替える。一日1食…もしくは2食にして、途中でお腹が減ったら、茶菓子でも食べながらお茶を飲む…。

…どちらが良いのか?決めるのは個人の自由なんですが、”健康”という側面から意見を言うとするならば、確実に後者の方が健康体でいられると思うんですよねぇ~。

膝の痛みと腰の関係

膝痛,鍼灸

台風が近づいてますなぁ~。
この台風のルートは北部九州にダメージを与える可能性が高いルートだから、ちょっと心配です…。
福岡は今日の昼過ぎから雨が降り出すみたいですねぇ~。
週末はジッとしてるのが賢明なのかもしれません。予定では週末は家の玄関先の雑草取りや、刈り込みをしようと思っていたんですが、また延期を余儀なくされる感じですね…。でも、雨なら今度の休日は録りだめてる映画でも見倒しましょうかねぇ~。

そういえば、近頃、膝の痛みを訴えて来られる患者さんが多いんです。
膝や足首を痛めている人の多くは、腰…骨盤の動きが悪いとでもいいますか、姿勢や歩き方の悪さにより膝や足首に負担がかかる事で痛みを訴える事が多いんです。「私は腰はなんともない!」って仰る患者さんもいらっしゃいますが、腰は一番大きな関節ですし、強い筋肉がいくつも付いているので、そんなに簡単に悲鳴はあげませんが、膝や足首を痛めてる人は、ジワジワと腰にダメージを蓄積しているんだと自覚して、骨盤の位置や歩き方や姿勢を改善する必要があるんですよねぇ~。腰が「痛い!」という悲鳴をあげた時は、魔女の一撃といわれているギックリ腰など日常生活に支障をきたす事になるので、そうなる前に対処しておいた方がいいですよね!

既に、膝や足首に痛みを感じている人は、膝や足首に負担がかかる姿勢や歩き方が癖になっていらっしゃるので、まずは膝や足首に負担をかけている筋肉を鍼と灸でフラットな状態に戻して、本来の筋肉バランスを体感してもらい、患者さん御自身が日常生活での姿勢や歩き方の癖を直す。これを数回、繰り返すことで通常の膝の痛みならば改善できます。

ついつい、膝が…とか、腰が…とか、肩が…とか、背中が…って部位の痛みに気を取られてしまうものですが、人間の身体はつながっているという事を忘れてはいけないんですよねぇ~。

健康への近道

自己治癒力,鍼灸

先日、患者さんが「何で鍼を刺しただけで痛みが取れて身体がシャキッ!ってするのかわからんけど、鍼灸治療って気持ちいいし、凄いですねぇ~…」…と言われたんですが、ホントの事を言うと、鍼とか灸が凄い訳ではなく、身体に備わっている自己治癒力が凄いのであって、鍼とか灸は自己治癒力を手助けしているだけなんですよねぇ~。

まぁ~100歩譲って鍼とお灸が凄いという事を素直に受け入れるとするならば…(苦笑)、鍼とお灸が、もともと身体に備わっている自己治癒力を引き出しているとも言えます。

以前、「鍼と灸で病気を治すって…どうやって治すの?」って、ちょっと見下した感じで質問された事があるんです。現代医学的な思考で投薬や手術のみが ”病気を治す” 唯一の方法と考えている人にとっては「鍼を刺したくらいで…お灸をすえたくらいで病気が治るわけないじゃん!」って思うのも理解はできますが、これって身体に備わっている自己治癒力を重視していないところが盲点だと思うんですよねぇ~

身体に備わっている自己治癒力が低下しきってしまえば、どんな高価な新薬を使おうとも、どんな名医が最新技術を駆使して手術をしようとも、病気は治らないものなんですよねぇ~。

「鍼と灸で病気を治すって…どうやって治すの?」っていう質問には、身体のコリというものは、重い荷物を背負ってるのと同じなので、「コリを取る=重い荷物を下ろす」事で、身体に備わっている自己治癒力が100%機能できるようにしてあげる。身体の仕組みってそういうものなんだよ!って答えておきましたが、どこまで理解してもらえたかな?

時として投薬が必要な場合もありますし、手術が必要な場合もありますが、できれば薬とか手術が必要になる前に、身体に備わっている自己治癒力が100%機能する身体作りをする方が健康への近道だと思います。そうなるためには鍼灸治療の手助けは必要不可欠ですねぇ~。

スパイスを極める=生薬を極める

スパイス,クローブ,生薬,漢方薬

3~4週前からNHKのEテレでカレーを紹介する番組をやってるのでチェックして見てるんです。

昨日はスパイスの話だったんですが、喉の調子が悪い時に「ターメリック+ショウガ+蜂蜜」がいいと言っていたので、そうかぁ~…今度、声が枯れたら作って飲んでみよう!と思ったんですよぉ~。それとターメリックラテもちょっと飲んでみたい代物ですねぇ~。

今朝、ちょうど少し頭痛がしたので、昨日見たカレーの番組で、進行役の水野さんがインドに行った時に、アーユルヴェーダの人から痛いときはクローブを噛むと良いって言われたことがあるって言っていたのを思い出して、クローブを噛んでみたんです。(嫁さんが外出している時に、僕がよくカレーを作ってるので、ウチには結構、スパイスの在庫があるんですゎ!)

クローブを噛んでみると、クローブの独特な香りとともに麻ぁ~な辛さが!!… (゜Д゜)舌が少し麻痺するくらいの辛さでした。たぶん、何も知らずに噛んだら、すぐにぺっぺっと吐き出すんでしょうが、今回は『クローブは痛みを止めれるのか?』の実験君なので、苦虫をかみつぶした感じでかみ続けると、痛みを忘れるくらいの香りと、唐辛子とは違う独特な辛さで、頭が混乱している感じでした。(苦笑)・・(´゚Д゚;)

調べてみると、クローブはチョウジという名前で漢方薬の生薬として使われていて、吐き気とか便秘や下痢などの消化器系の疾患の薬に使われたり、月経不順や血の道症などの婦人科疾患の薬にも使われているようです。アーユルベーダでは痛みを取るらしんですが、よく考えてみれば香辛料は全て薬として使われているものですしねぇ~。スパイスを極める=生薬を極める…という事なんですねぇ~。

奔豚病・梅核気に刺絡療法

刺絡

奔豚病(ほんとんびょう)とは、お臍のあたりからドキドキが駆け上がってきて、咽を通り過ぎて最後に顔がカーッと熱くなるような症状で、現代医学の解釈ではパニック障害の障害の症状の一つとなってます。

梅核気(ばいかくき)は、喉に引っかかるような違和感のある状態で、吐こうとしても飲み込もうとしても違和感が取れず、梅の種が喉に詰まった感じに似ているから、梅核気という名が付いたと言われています。現代医学ではヒステリー症状の一つと考えているみたいですね…。

東洋医学的では、どちらも気の上逆で起こるとされています。「気」というのは、エネルギーと考えていいと思うんですが、普段は頭からお腹に向けて流れているエネルギーが、お腹から頭に向けて逆に流れてしまう事で起こる症状と考えられています。

漢方薬では半夏厚朴湯など、気を降ろす効果がある薬を使うんですが、気が上に上がりがちな人は足が冷えているので、通常、鍼灸治療の場合は足を温め、気が集まるお腹周辺を鍼と灸で整えて対応します。

先日、半年前位から色々な症状で治療させて頂いてる男性の患者さんが、梅核気のような症状を訴えられていたので、お腹を整える治療に加え、胸骨及び不容穴へ皮膚刺絡をしたんですが、治療後の直後効果がすこぶる良かったみたいで、恍惚な表情を浮かべて帰って行かれました。この患者さんの場合は、時々背中や肩に皮膚刺絡をしているので、刺絡に対する理解があったから、胸骨周辺や不容穴に皮膚刺絡が出来たと思いますねぇ~。

基本的には奔豚病や梅核気は女性に多いとされていますが、男性でも気の上逆は起こります。

患者さんが女性の場合、男性の治療者だと場所が場所だけに胸骨及び不容穴へ皮膚刺絡はなかなか、容易くは出来ませんが、女性の治療者で刺絡治療を取り入れている人なら、女性患者さんへの胸骨及び不容穴の皮膚刺絡が出来ると思います。

注意点としては、皮膚が薄い箇所に皮膚刺絡する場合は、軽めに吸角をかけないと痕が残りやすくなる事を考慮しないといけない事と、痕は必ず消えるけれども患者さんの体質や皮膚刺絡をする箇所によっては痕が消えるのに1ヶ月以上かかる事があるという事を、患者さんに事前に説明して承諾を得た方がいいと思いますねぇ~。

でも…奔豚病や梅核気への皮膚刺絡…。これは使えるなぁ~。

理屈

幕末青春グラフィティ,福沢諭吉

理屈や屁理屈…

「理(ことわり)」とは、物事の筋道…とか、道理…とか、もっともな事…で、「屈」とは屈する…という意味なので、理屈は「理が通らない…」という事なのか?…思っていた意味とちょっと違うなぁ~。

そんでもって…

屁理屈は、筋が通っていないとか、理屈から外れている場合の言い逃れ的な時に使う言葉なんですが、既に理屈は理が通らない訳ですから、おおいに筋道から外れているという事なのか?

などと、妙な事が気になったんですが、理屈という言葉を聞くと、あるドラマの台詞を思い出します。

そのドラマは、20歳の頃に見た『幕末青春グラフィティ 福沢諭吉』
主役は福沢諭吉を演じている中村勘九郎さんなんですが、僕が今でも覚えている台詞を言ってたのは、緒方洪庵を演じていた川谷拓三さんなんですねぇ~。

うろ覚えなんですが…

理屈やぁ~…腹が減るのも…、殴られて痛いのも理屈やぁ~。
人間の体が、そうなるようになってるから…
人間の体には理屈がある。
理屈から外れたら小さいデキモノでも人は死にます。

この台詞…、鍼灸師になって患者さんを治療する時、いつもではないんですが、時々、頭の中に浮かぶんですよねぇ~。なぜこの人は肩が凝っているのか?なぜ背中が痛いのか?腰が痛いのか?胃がもたれているのか?眠れないのか?

そんな時に、僕の頭の中で川谷拓三さんが「理屈やぁ~…理屈から外れたら小さいデキモノでも人は死にます。」…と忠告してくれます。