福岡市早良区の鍼灸院 はりきゅうふくた|鍼灸で健康な状態へ戻していきます。

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『引く美学』 と 『足す美学』

『引く美学』 と 『足す美学』

よく日本料理は引き算の料理で、フレンチは足し算の料理だと言われてますよね!

日本は新鮮な素材が入手しやすいので、新鮮な素材の味を活かす為には、余分な味を加えること無く、引き算の美学で構成されているのが日本料理。

かたや、フランス料理は、土地柄、海産物など新鮮な食材を扱う事が出来ないので、足し算の美学で、ソースやフォンドボーなど、色々な味を作り出し、構成されているのがフランス料理。

…先日、年に1度くらいのペースでお邪魔している、お気に入りのレストランに行った時に、デザートを注文する際、珍しくシェフに「コロナで仕事に影響はありませんでしたか?」と話しかけられ、その流れで、シェフから色々な話しが聞けたんですよ!

・ルクセンブルクの日本大使館の料理長を辞めて日本に帰ってきた時の話し…。
・この場所でレストランをする事になった話し…。
・今回のコロナ騒動で外出制限で店を通常通りオープンすることが出来ず、鬱々としている中、今までは常に満席にする事が当たり前だった日常が崩れ、外出制限が解除されて以来、一人一人のお客さんに料理を提供する事の喜びを再認識出来たという話し…。 などなど…。

その話しの中で、足し算のフランス料理と、引き算の日本料理の話しが面白かったですねぇ~。

その日、食べた料理の中で、焼き茄子とアンチョビを合わせたものの上に、日本の薬味の生姜と茗荷と大葉を合わせたものをのせ、魚のイッサキを軽く燻製したものをのせて、数種類の野菜のジュレとクルトンをかけた前菜を食べたんですが、食べる度にいろんな味がして、確かに日本料理の素材が多く使われているんだけれども、味わいは日本料理じゃ無くてフランス料理なんですよねぇ~。

色々な味が楽しめる、フランス料理の妙…とでも言いますか、足し算ならではの巧みな味だったんですよねぇ~。

この話を聞いた時に、…ふと思ったんです!

鍼灸の世界でも『引く美学』と『足す美学』ってあるよなぁ~

※「☆=治」

鍼灸での引き算の美学は、出来るだけ少数穴で療する。…刺激は少ない方がいい…。なんなら鍼を刺さずに治す方が素晴らしい!…極端に言えば一本の針で一つのツボを使い、もしくは鍉鍼だけで治す…、と言うような感じの鍼灸療を良しとする鍼灸師。…こういうタイプの鍼灸師って、何となく学者タイプというか、理想を追い求めるタイプに多いような気がするんですよねぇ~。

※「☆=治」

鍼灸の足し算の美学は、複数のツボを使い、様々な鍼やお灸を使って効果を上げていく…と言うような感じの鍼灸療。どちらかというと、こういうタイプは臨床家に多いような気がします。

※「☆=治」

足し算・引き算…どちらが優れているという話しではなく、どちらも極めれば素晴らしいと思うし、その療家の成長過程で『引き算の美学』と『足し算の美学』がマイブームのように交互にやってきて、色々と学んでいく上で、足し算でも引き算でも無い、独自の療法が生まれるんでしょうねぇ~。

※「☆=治」

美味しい料理を食べれるんだったら、足し算・引き算…など、どうでもいいやぁ!って思えちゃいますよねぇ~。なので、鍼灸療も、治るんだったら、少数穴だろうが、鍉鍼だろうが、太い鍼だろうが、細い針だろうが、療家として足し算・引き算に拘る必要はなく、その患者さんに合った療を選択する。

…これでいいのだ!って思うんですよねぇ~。

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