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落語の中の鍼灸

落語の中の鍼灸

時々、僕が落語好きな事を知っている人から「落語で鍼や灸を扱ってる噺ってある?」って聞かれる事があるんですが、そういう時は若旦那が医者の真似事をしたくなり贔屓の太鼓持ちを相手に鍼を刺すという『幇間腹』という噺と、お灸の熱さをやせ我慢する噺なんですが上方落語では『やいと丁稚』江戸落語では『強情灸』という題名の落語を紹介するんですよねぇ~。

とりあえず、噺の最初から最後まで鍼や灸が出てくるのはこの2つだと思うんですが、地味ぃ~な感じで噺の中にお灸が出てくる落語としては、鼻の頭にヤイトをすえた痕がある人が登場する『池田の猪買い』という噺があります。

あとは上級者向け??と言いますか……もっと地味ぃ~~~な感じでお灸に関係した事が出てくる噺としては『亀佐』という噺があります。しかし…この亀佐という落語の中には「お灸」「ヤイト」という言葉は出てこないんですよねぇ~。噺のサゲの部分で「お灸をすえる」という言葉の「すえる」という部分だけが使われてる噺なんですよぉ~。亀屋左京商店という今でも現存する艾屋さんの御隠居が、お寺で和尚さんの説法を聞いてる時にイビキをかいて居眠りをしてしまっているのを、隣に座っている人が揺すって起こそうとする行動に対して、和尚さんが「まぁ~まぁ~そのまま動かさずに、そっとしておいてあげましょう!」と言う時の言葉として「そのまま据(す)えておけばええがな。(そのまま動かさないで置いておけばええがな)」という「据える(すえる)」と「お灸をすえる」というかけ言葉でサゲとしている噺なんですねぇ~。(あぁ~落語のサゲを文章で説明するのって面倒くさい…(笑))

他にも鍼灸に関係する落語はあるのかも知れませんが、今…頭に浮かぶ噺としては、この4つかな…。

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